女性の時代 私も、サッカー日本女子代表チームの奮闘には理屈抜きで感動した。勝負を捨てない気力と体力にはただ感服するばかりである。 これからは女性の時代だということは、大学で教えていても実感する。法学部でも女性の割合は3分の1に達し、概して女性の方が元気がよい。法律家の世界でも女性の数は増える一方である。 遅れているのは政治の世界である。少なくとも参議院の比例代表の名簿には男女半数を義務づけるというくらいのことをしなければ、政治は変わらないのだろう。政局がらみの迷言を繰り返す参議院議長は、こうした改革こそ率先して行うべきである。日本の政治がろくでもないのは、男ばかりが要職を務めているからかもしれない。 1つ腹が立ったのは、なでしこジャパンを持ち上げた石原都知事のご都合主義である。彼のやに下がった顔を見て、女性を讃えるのは、今までの女性蔑視発言を撤回し謝罪してからにしろと、テレビに怒鳴った。