ブックマーク / dsas.blog.klab.org (10)

  • 最近のPython-dev(2018-04) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 2018: 1月 2017: 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 8月 | 9月 | 12月 Python 3.7 がベータになり、大きな変更はなく安定期に入りました。 その間、Python の言語自体やエコシステムに関して重要な話題が幾つかありました。 pypi.python.org から pypi.org へ 長年 Python のエコシステムを支えてくれていた PyPI がリニューアルしました。 Python 3 への移行を始めとしてモダン化され、 Markdown で書いた README をレンダリングできるようになるなどの改善も入っています。 IRC から Zulip chat へ freenode に python-dev という IRC チャンネルがあるのですが、新しい貢献者がコミュニケーションを取るのに今更IRCを使うのはハードルが

    最近のPython-dev(2018-04) : DSAS開発者の部屋
    massa142
    massa142 2018/04/28
    “「早くどこでも python というコマンドが Python 3 にならないかなー」という希望は捨てて、 "python3" が正式な推奨されるコマンド名なんだということに慣れたほうが良さそうです”
  • 最近のPython-dev(2018-01) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 2017: 12月号 | 9月号 | 8月号 | 6月号 | 5月号 | 4月号 | 3月号 | 2月号 | 1月号 Python 3.7b1 が29日の予定です。問題なければ日時間の今日中に出るはずですが、buildbotやTravisが不安定なので少し遅れるかもしれません。これで feature freeze なので新機能追加やパフォーマンス向上などは基的に終わりです。 beta 前の駆け込みで、先月号で紹介したAcceptされたPEPを実装する大型コミットがたくさんマージされました。(間に合わなかったものは無いはず。たぶん。) 今回は私が関係していたところを中心に紹介していきます。 dict の順序の言語仕様化 Python 3.6 から dict が挿入順序を保存するようになりましたが、この挙動は実装詳細であり、まだ言語仕様ではありませんでした。そのため、他の

    最近のPython-dev(2018-01) : DSAS開発者の部屋
    massa142
    massa142 2018/02/06
    “Python の起動時間を遅くする3大要因が ABC と Enum と正規表現です。(独断と偏見)”
  • 最近のPython-dev(2017-12) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 9月号 | 8月号 | 6月号 | 5月号 | 4月号 | 3月号 | 2月号 | 1月号 @methane です。 ISUCON があってしばらく間が空いてしまいました。コミットやML上の議論も追えてないのですが、1月末にPython 3.7のbeta1 (=feature freeze)が予定されているために、Python 3.7 を目標にしている PEP たちがたくさんacceptされたので、それらを紹介しておきます。 PEP 540 UTF-8 mode https://www.python.org/dev/peps/pep-0540/ PEP 538 (locale coercion) とセットで、私が BDFL-delegate (PEP を accept する責任者) になった PEP です。 この PEP は当初はかなりのボリュームが有ったのですが、すでに

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    massa142 2017/12/13
    “現在の typing は大量のメタクラスハックを必要とし、実行時オーバーヘッドもかかり、 import typing も遅くなり、また他のメタクラスとの衝突解決の手間が発生するという欠点を背負っています”
  • 最近のPython-dev(2017-09) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 8月号 | 6月号 | 5月号 | 4月号 | 3月号 | 2月号 | 1月号 今月は Sprint がありました。去年の Sprint はベータ版直前だったのでたくさんの実装が入りましたが、次の Python 3.7 のベータは来年のはじめなので、今回は実装よりも提案(PEP)が多めです。とても全部は紹介しきれない(そもそも一部を除いて議論を追えていない)ので、今月からは提案については受理されたものや受理間近のものだけ紹介していきます。 namedtuple 生成の高速化 bpo-28638: Optimize namedtuple() creation time by minimizing use of exec() namedtuple という、タプルの要素に整数の添字ではなく属性名でアクセスできるようにするデータ構造があります。 例えば次のようにして使われます。

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    massa142 2017/09/28
    “重い import を見つけるために私がローカルで使っていた import に掛かる時間を表示するパッチを、だれでも(特にライブラリやフレームワークの作者が)簡単に使えるように -X importtime オプションとして提案しています”
  • 最近のPython-dev(2017-08) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 6月号 5月号 4月号 3月号 2月号 1月号 https://docs.python.org/ja/3/ docs.python.org に言語スイッチのドロップダウンリストが追加されました。docs.python.org は Fastly を使っているので、 docs.python.jp よりも高速に閲覧できると思います。 docs.python.jp にあるセクション単位での英語ドキュメントへのリンク機能などがまだなくて単純な翻訳でしか無いので、すぐには docs.python.jp を止めるつもりはありませんが、将来的には docs.python.jp は docs.python.org/ja/ にリダイレクトすることを考えています。 PEP 550: Execution Context Flask などのフレームワークではスレッドローカルストレージを利用して「コ

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    massa142 2017/09/28
    “もっと高度に抽象化された、コンテキスト変数を扱うための仕組みが提案されています”
  • 最近のPython-dev(2017-06) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 5月号 4月号 3月号 2月号 1月号 PEP 546 -- Backport ssl.MemoryBIO and ssl.SSLObject to Python 2.7 2014年に Python 2.7 をセキュアな状態に保つため、過去に PEP 466 でセキュリティ関連の Python 3.4 の機能が Python 2.7 にバックポートされました。これには ssl モジュールも含まれており、 Python 2.7.9 からは TLS のホストを自動で検証するようになったりシステムの証明書ストアを利用できるようになりました。 今回の PEP 546 は、さらに Python 3.5 で追加された ssl.MemoryBIO と ssl.SSLObject も Python 2.7 にバックポートするものです。これらの API を利用すると、 socket をラッ

    最近のPython-dev(2017-06) : DSAS開発者の部屋
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    massa142 2017/07/14
    “PEP 546 により、 pip と requests が Python 2.7 のサポートを完全に切る前でも、(今年後半にリリースされる) 2.7.14 以降のみのサポートに限定するという形で requests の内部に非同期IO化を実現する余地ができます。”
  • 最近のPython-dev (2017-05) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 4月号 3月号 2月号 1月号 PEP 545 -- Python Documentation Translations 3月号で紹介した、 Python 公式サイトで翻訳ドキュメントをホストする提案が受理されました。 PHP のドキュメントのように言語切替のUIが用意されて、より多くの人が母語に翻訳されたドキュメントにアクセスできるようにしていくことが目標です。 docs.python.jp で公開している日語訳も、準備が整ったら docs.python.org に移管していくつもりです。 PEP 538 -- Coercing the legacy C locale to a UTF-8 based locale 1月号で紹介した C locale において UTF-8 を使うための提案である PEP 538 と PEP 540 ですが、私が BDFL delega

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    massa142 2017/06/06
    “CPython を改造して GIL を取り除く実験的なプロジェクト "Gilectomy"”
  • 最近の Python-dev (2017-03) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 2月号 1月号 Python 3.6.1rc1 Python 3.6.1rc1 がリリースされました。大きな問題がなければ 3.6.1 は 3/20 にリリースされる予定です。 3.6.1 は Github に移行してから初めてのリリースになります。なにか問題がないか確認するために、いつものRC版以上にソース形式・バイナリ形式両方の配布物のテストが必要なので、可能な方は協力をお願いします。 Github 移行後日談 以降から1ヶ月が経ちました。開発者からのフィードバックはおおむね好評です。私は、気軽にプルリクエストをくれた人がCLAにサインしないまま放置して大量のマージできないプルリクエストが貯まることを懸念していたのですが、今までののところそれも大丈夫そうです。 一方で Misc/NEWS といういわゆる changelog にあたるファイルが頻繁にコンフリクトを起こし

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    massa142 2017/03/18
    “PEP 543 -- A Unified TLS API for Python”
  • 最近の Python-dev (2017-02) : DSAS開発者の部屋

    バックナンバー: 最近の Python-dev (2017-01) 新しいコア開発者 主にドキュメントの改善について継続的に活動されていることが評価されて、 Mariatta さんがコア開発者に加わりました。 僕は大きなパッチで目立ってコア開発者になってしまったので、このBlogの読者に間違った印象を与えてしまわないように強調しておきたいのですが、コア開発者に重要なのは他のコア開発者と協調してルールを守って貢献することです。 小さい簡単な修正や他人の pull request のレビューなどでも、継続的にコア開発者とやりとりする機会があれば、結構簡単にコア開発者になれるはずです。 後述する Github 移行によって敷居が下がったはずなので、この記事を読んでくださっている方もぜひ狙ってみてください。 Github 移行 2/11 (アメリカ時間なので日では2/12)に、Python のリ

    最近の Python-dev (2017-02) : DSAS開発者の部屋
    massa142
    massa142 2017/03/18
    “今後も 「最近のruby-core」と「最近のPython-dev」でお互いにいい影響を与えあっていけたらなぁと思います”
  • 最近の Python-dev (2017-01) : DSAS開発者の部屋

    @methane です。 compact dict が Python 3.6 が9月(ベータになる直前)にマージされ、それのおかげで推薦をもらい 10月ごろから Python の Core Developer になりました。 「PythonのフルタイムコミッタとしてKLabに雇われている」という訳ではないのですが、 もともと自己裁量で業務時間の大半をOSSへの貢献やコードを読むことに費やし、特にこの3ヶ月位は Python ばかり触っていたので、実質的には近い状態です。 そちらでの活動をあまり日で共有する機会がないので、 Money Forward の卜部さんが書かれている 最近の ruby-core という記事をリスペクトして、 最近の Python の開発状況を紹介する記事を書いてみたいと思います。 Python 3.6 リリース 12/23 に Python 3.6 がリリースされ

    最近の Python-dev (2017-01) : DSAS開発者の部屋
    massa142
    massa142 2017/01/24
    locale is legacy.
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