2016年12月6日のブックマーク (3件)

  • カーネーションが喚起する、ロックの幸福な記憶 「こういう時代だからこそ、歴史にこだわりたい」

    カーネーションの4年ぶりの新作『Multimodal Sentiment』が、当に素晴らしい。直枝政広の別ユニットでの活動や大森靖子のプロデュース/楽曲提供などを挟み、じっくり熟成された全12曲には、あちこちに古今のロック名曲の断片が散りばめられ、さながら、聴く者にロックの幸福な記憶を喚起するような、そんな楽しさと切なさ、懐かしさと新鮮さを湧き上がらせてくれる。朗々としたポップなメロディと緻密な演奏は、さすがに結成30年を迎えるベテランだが、手垢にまみれたルーティンにはまったく聞こえないのはさすがである。ゲストも多彩だが、とりわけ大森靖子とのデュエット曲「無修正ロマンティック」の続編は聞き物だ。(小野島大) 「一個一個(の課題に)決着をつけていく時なのかなって」(直枝政広) ーー約4年ぶりの新作です。カーネーションのオリジナル・アルバムとしてはもっとも長いブランクを置いてのリリースとなり

    カーネーションが喚起する、ロックの幸福な記憶 「こういう時代だからこそ、歴史にこだわりたい」
    massarassa
    massarassa 2016/12/06
    「(大森靖子は)思い切りがいいですね。細かいことにあまりこだわらないというか。その時の一番いいテンションじゃないとダメだという。細かく何度もやり直したりするのはいやがる。瞬発力勝負というか」
  • そのパーティー、どこで買えますか?〈雨宮まみ「運命のもの、どこで買えますか?」第6回〉 - ソレドコ

    雨宮まみさんは、2016年11月15日に逝去されました。連載「運命のもの、どこで買えますか?」第6回の記事は生前に執筆されたものです。ご遺族や関係者様のご要望もあり公開しました。文章も人柄もファッションも、いつも素敵だった雨宮さん。雨宮さんのこれまでの創作活動に敬意と感謝を捧げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。 *** 「ちょっとしたパーティーにも着ていけますよ!」 日常で着るには微妙に派手かな? という感じの服を手に取ったとき、店員さんに必ず言われるセリフである。確かに海外ドラマなどを見ていると、わりと頻繁に「ちょっとしたパーティー」が行われているようだが、自分がそうした「ちょっとしたパーティー」に誘われた経験は、ほとんどない。 一体どこでやってるんだ、ちょっとしたパーティー……。 そんな実態のわからない「ちょっとしたパーティー」への憧れを私はひそかに募らせていた。あまりに憧れ

    そのパーティー、どこで買えますか?〈雨宮まみ「運命のもの、どこで買えますか?」第6回〉 - ソレドコ
  • 改札にて - インターネットの備忘録

    ホームに滑り込んだ電車から降りて、改札へ向かう。階段を降りる足元に気をつけながら改札に目をやると、迎えに来た人がスマートフォンを片手にわたしを待っているのが見える。わたしは彼の家に一人で行ったことがまだない。雨の日も晴れの日も、朝も晩も、道順はすっかり覚えたというのに、必ず改札まで迎えに来てくれるからだ。自分を待つ誰かを駅の改札に見つけるのは、とてもいいものだな、と思う。と同時に、子供の頃のことを思い出す。 子供の頃に住んでいた家の最寄り駅はとても小さく、改札が1つしかなかった。父は毎日同じ時間の電車に乗って帰ってきて、毎日同じ時間に家のチャイムを鳴らした。チャイムが鳴って、父が家の鍵を開ける音が聞こえるのと同時に、母とわたしたち姉妹は玄関へ駆け出し、帰ってきた父を迎える。「おかえりなさい!」と元気よく叫びながら父のカバンを持ち、スーツのジャケットを受け取ろうとする。受け取ったジャケットか

    改札にて - インターネットの備忘録
    massarassa
    massarassa 2016/12/06
    いろいろ思い出したり思い出さなかったり思い出したくなかったり思い出したくなったりして泣いた。