文:岩本恵美、写真:北原千恵美 坂口恭平(さかぐち・きょうへい) 1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家や建築家、絵描き、音楽家などとして多彩な創作活動に取り組む。躁鬱病であることを公言し、自らの携帯電話(090-8106-4666)で「いのっちの電話」の相談員も務める。近刊に『自分の薬をつくる』(晶文社)、『苦しい時は電話して』(講談社現代新書)、パステル画集『Pastel』(左右社)など。現在は熊本市を拠点に活動。2023年に熊本市現代美術館にて個展を開催予定。 Twitter 躁鬱とは体質である ――昨年noteにアップされた時には、躁鬱病と診断されたことがない自分には関係ない内容かなと思って読んでいなかったのですが、大間違いでした。気分の浮き沈みは、大なり小なり人にはつきものですもんね。 僕は『躁鬱大学』っていう体(てい)がただ欲しいだけ。言おうとしているこ
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