昨年の『NHK紅白歌合戦』に初出場したBiSHをはじめ、WACK所属グループの楽曲を数多く手がける音楽プロデューサー・松隈ケンタ。 苦しい下積み時代を乗り越え、BiSHの人気が高まっていくタイミングで、地元福岡に拠点を移した松隈は、コロナ禍の荒波をリモートワークで乗り越えたという。 そんな彼は、2020年4月にオンラインサロン『松隈ケンタのスクランブルミュージックサロン!!』を立ち上げた。 音楽業界のフロントラインで活躍し、コロナ時代のクリエティブを模索する松隈が今、オンラインサロンに思うこととは。 コロナ禍前から始めていた「オンラインレコーディング」 ──2019年、松隈さんは東京から地元・福岡に拠点を移されました。音楽プロデューサーとして活躍する今、なぜ福岡に移住したのでしょうか。 松隈ケンタ(以下:松隈) 地元を離れても「いつか地元に帰りたい」と思う九州人ってめちゃめちゃ多いんですけ