中国経済は景気のよい話ばかり聞きますが、実際にはこうした負の部分もあります。と言うより、むしろこうした負の部分こそ注目していくべきでしょう。 ・中国 不良債権18兆円余に(NHKニュース) これは中国で銀行の監督にあたる「銀行業監督管理委員会」が21日発表したものです。それによりますと、中国全土の銀行がことし6月末時点で抱える不良債権の総額は1兆2827億人民元、日本円にしておよそ18兆6000億円で、融資全体に占める不良債権の割合は、7.5%でした。これらはことしの初めと比べますと、日本円でおよそ6300億円、割合にして1.1ポイント減り「監督委員会」では製造業の生産過剰問題や特定の業種に融資が集中する問題などに注意を払ったためだとしており、銀行の経営状況が改善していることを強調しています。しかし、中国の不良債権をめぐっては、ことし5月に国際的な会計事務所が日本円にして100兆円にのぼる