2007年12月29日22:54 カテゴリ地域経済 同じ人口10万の都市でも、その違いは大きくなる。 信濃毎日の一面は、「一般路線バス 信南交通、直営撤退へ」。飯田市のバス会社が、運行を市町村にお願いするという話です。受ける市町村だって、財政が厳しい。信州の南端に近い場所では、台風のあとにサッカー・ボールぐらいの石が道路に落ちる状態ですから、運行は簡単ではありません。全国の平均とか、国の水準という話は、山間部に行くほど虚しく聞こえます。地域の住民にとっては、目の前のバスや役所が「すべて」なのだから。 まったく対照的なのが、日経の一面。「東芝1.4兆円で2工場」。三重県の四日市と岩手県の北上市の2つの場所に、フラッシュメモリーの投資が集中します。もう地方と都会との格差だけじゃなくて、同じ地方の間でも明暗がクッキリと分かれ始めているんですね。バスの運行に苦労している街と、国際的な競争力のある半