「fbdev(Linux Framebuffer Device)」は、グラフィックカード(以下GPU)の違いを吸収し、同じ手段でGPUへのアクセス方法をソフトウェアに提供する抽象レイヤーです。 アプリケーションは「fbdev」を利用することで特定のGPUに依存することなく、画面の描画を行うことができます。 一般的にコンソールで利用されることが多い仕組みです。 PCに搭載されているGPUが「nVidia」でも「Radeon」でも「Intel」でも、アプリはGPUごとに描画処理を実装しなくても済む、ということになります。 この時、GPU側の処理を担当するソフトウェアがfbdevドライバーです。 fbdevドライバーはGPUごとに提供されており、予め決められたインターフェースを実装し、統一されたアクセス手段を提供します。 登場から18年 「Linux Kernel」で「fbdev」の仕組みが登場