2018年のある日、日本の大手クレジットカードの基幹業務を1996年から20年以上の間担ってきたメインフレーム・サーバー上のシステムが、新しい IBM Zにその役目を引き継ぎ、そっと火を落としました。 その日までのシステム連続稼働日数は4,106日。前回のシステム停止の日から、11年と3ヶ月もの間、「決済を止めない」の一念のもと、日本の金融や小売業などのユーザー企業、そして何よりも大事なエンド・ユーザーである日本の消費者を守るため、システムを一度も止めずに運用・保守を続けてきました。 物理的・論理的に二重化する設計や、休日に実施する切り替え処理での工夫、システムを長年使うための新技術の導入など、時代に合わせてさまざまな知恵を活かしてきました。その思想は、引き継いだ新しいシステムにも継承されています。 連続稼働・無事故は、IBMのメインフレームをお使いのお客様では珍しくないことですが、業務を
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