突然だが、きょう1月19日は「イチジク浣腸の日」だ。 イチジク浣腸といえば、お尻に薬を入れてワンプッシュ、人や症状にもよるが、3〜10分後にはお通じがきて、晴れやかな日々が戻ってくる薬剤。開発であるイチジク製薬の歴史は大正14年、田村廿三郎(たむら はたさぶろう)医師が作り上げたイチジク印軽便浣腸から始まった。 以来、浣腸のみを作り続け90年。いくつかのバリエーションはあれど、基本ワンアイテムのみの商材でここまでの年月を重ねられる会社はそうそうない。イチジク製薬・取締役製造部長の松田和男氏にその歴史と、商品開発にまつわる秘話を聞いた。 子供向けからはじまったイチジク浣腸 –しかし、浣腸ひとすじ90年ってとんでもないことだと思います。容量の少ない子供向けの商品もありますが、便秘に悩んでいる子供も多いのでしょうか? これが結構いらっしゃいます。90年前、イチジク製薬株式会社の初代社長だった田村