GoogleによるYouTube買収の主役はベンチャーキャピタルのSequoia Capitalだと言われています。同社はYouTubeの取締役会を完全に牛耳っており、Googleの取締役会のメンバーでもありますから、今回の買収劇は、YouTube破綻前に同社を売却したいSequoia社のキャピタリスト同士が仕掛たんだろうと思います。 さて、キャッシュを膨大に持つGoogleですが、今回の買収は株式交換でした。YouTubeは未公開で赤字だと言われていますから、同社をDCF方式や市場株価方式で評価することはできません。そうなると買収の調印はなかなか出来ず機を逸しますから、取締役会で急いで決議するため、株式交換によって懐を痛めずに買収を成立させたのでしょう。 しかし、株式交換といえども、$1.6Bという買収金額(相当株価)はどうやって決まったのでしょうか? 今後、株主総会で承認を得るためには
「アジャイルなソフトウェア・プロセス」という考え方がもたらされて早くも数年がたった。根強い反感や偏見はあるものの、アジャイルなソフトウェア・プロセスはさまざまな場所で使われ、確かめられ、拡張され続けている。それらの拡張の中にはささやかではあるけれど現場レベルで非常に有用なものもあるし、もっと大きなフレームワークとして考えるべきものもある。その中から今回は下記の本と資料を基にセル生産方式+アジャイルという枠組みを考えてみよう。 「ソフトウェア・セル生産方式の概要[PDF]」(松本吉弘氏のサイトへ) 「セル生産システム」(岩室 宏=著/日刊工業新聞社/2002年) セル生産方式とは比較的最近になって(といっても十数年前から)注目を集めているモノの作り方である。(2)によれば「1人ないし数人の作業者が1つの製品を作り上げる自己完結性の高い生産方式」と定義されている。従来の長いコンベアによる生産と
IPN-WLAN技術解説 日本からの挑戦! セキュアな無線LANを構築する技術を求めて 中村 健之 株式会社トリニティーセキュリティーシステムズ 取締役 2006/10/11 無線LANはホームユースでは普及しているものの、ビジネスシーンでの利用はまだ一般的にはなっていない。普及を阻害する原因のひとつである無線LANのセキュリティ確保について、日本発の新たな技術を紹介する。(編集部) 企業LANを無線にするというのは、多くの企業にとって魅力的である。まず、煩わしいLANケーブルの配線の必要がない。ネットワークに接続したままPCを持って移動できる。会議室などLANケーブルの本数に限りがあるような場合、全員がネットワークに接続した状態で会議を行うことは難しいが、無線LANが導入されていれば全員がネットワークにつながった状態で会議ができる。 最近では、ネットワークを介して仕事を行うことが非常に多
米マイクロソフトやYahoo!が積極的な取り組みを始めた「マイクロフォーマット」。ブログ検索でおなじみのテクノラティに、マイクロフォーマットがWeb2.0ブームの真打ちになる可能性を聞いた。 連載目次 マイクロソフトやYahoo!など大手が参加表明 米マイクロソフトやYahoo!が「マイクロフォーマット」への積極的な取り組みを公表したり、ブログ検索でおなじみのテクノラティが主宰している実験サービスサイトのTechnorati Kitchenで、「Microformats Search」が公開されるなど、「Web2.0ブームの真打ち“マイクロフォーマット”がついに表舞台に登場か」と思わせるニュースが相次いでいる。 「マイクロフォーマット=Web2.0の真打ち」などといういい方には、反論があるかもしれない。だが、技術者でない筆者が昨年来のWeb2.0ブームで語られる数々の概念や方法論をふかんし
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