既に世界中に10億人のユーザーが存在する米Microsoftが,その数を20億にすることを目指している。同社は今期,自社のソフトウエア製品を,世界中の貧困層向けにほとんど無料に近い価格で提供し,2015年までに世界全体のユーザー・ベースを10億から20億に倍増させる計画を明らかにした。 Microsoftのこの試みは「Microsoft Unlimited Potential」と呼ばれる新しいプログラムの一部として実行される。ただし,間違えてはいけないのは,Microsoftはこの計画を慈善活動として宣伝しているわけではないということだ。Microsoft上席副社長のOrlando Ayala氏は「これはビジネスであり,慈善活動ではない」と語っている。 Microsoftはこの新しいプログラムで,米国と世界中の低所得者層のユーザー向けに,「Windows XP Starter Editio