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2007年12月6日のブックマーク (3件)

  • 要求発明学入門(2)

    前回は,なぜ私たちシステム開発者が「要求の発明」にもっと関心を払うべきかについて,筆者の想いを語った。その背景には「顧客を喜ばせようと思えば,彼らが望まないものを作ることだ」という意識を開発者が強く持たなければ,顧客に心から満足してもらえる高付加価値を提供することが,今後ますます難しくなるのではないかという強い危機感がある。 しかし,いきなり「要求を発明する」と言われても,具体的に何をどうすれば良いのかをすぐにイメージできる人はそう多くはないだろう。そこで今回は,企業情報システムの開発プロジェクトにおいて,私たち開発者が「何をどうやって発明するのか」について考察することにする。 発明という言葉の意味 ほとんどの人は「発明」という言葉から,エジソンのような天才が白熱電球や蓄音機・映写機といった人々のライフスタイルを劇的に変えてしまうような画期的な発明品を創造する,中村修二氏のような企業の研究

    要求発明学入門(2)
  • 第44回 「要求仕様」の「要求」だけがひとり歩きすると魔物に:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    納品間際にスリルとサスペンス状況 どういうわけか忙しい。などと言うと「けっこうですね」と冷ややかな視線が返ってきそうだが、これは悪い兆候である。そもそも忙しい現場などロクなことがない。理想的なのは、決して暇ではないが、時間に追われてもいない状態だろう。別に、日々定時に帰るのがベストなわけではないが、連日、深夜まで作業に追われていては、成果物の品質にも影響を与えかねない。 実際に振り返っても、納品ギリギリまで作業に追われた案件は、納得するまでテストを繰り返すこともできず、後々、さまざまな問題が発生する傾向にある。時間をかけてテストをすれば、トラブルがなくなるというわけではないが、時間がない分単純な見逃しやケアレスミスは多くなるうえ、納品時間に追い回されるスタッフのストレスはたまったものではない。 そのような話をすると「無理なスケジュールなのでは?」とか「進行管理に問題がある」などの声が上がる

  • IT産業衰退はユーザーにも責任

    IT産業が崩壊の危機に瀕している。国内に大きな市場があり、従来型ビジネスに固執したことに起因する。90年代に急速に勢いで普及したインターネットやオープン化などへの対応が遅れたことに加えて、ITユーティリティ・コンピューティングに必要な仮想化や統合化、自律化などの研究開発に出遅れた結果、日市場で大きなシェアを持つ大手ITベンダーの営業利益率は3%以下という経営状況になった。請負開発に依存した事業を続けるソフト会社も、不採算案件の多発などで苦しい状況から脱せられない。 国内のIT需要が伸びなければ、経営環境はますます悪くなるばかりだが、世界のIT市場は着実な伸びを見せている。米IBMや米HP、米マイクロソフト、独SAPなどの業績を見れば明らかである。インドの大手IT企業も旺盛なIT需要に対応するため技術者を大幅に増員する。ウィプロは2010年に倍増の15万人超体制にするという。大手のタ

    IT産業衰退はユーザーにも責任
    mat9215
    mat9215 2007/12/06