2007年3月11日のブックマーク (1件)

  • 中里一日記: ムサシ・ミヤモト

    ムサシ・ミヤモト 歴史上の人物名などを、小説の登場人物名として使う、という手法がある。剣豪の名前を「ムサシ・ミヤモト」などとしているファンタジー小説の数は、おそらく10や20ではきかないだろう。 この手法のなにが面白いのか、私にはわからない。 作者はラクだろう。ムサシ・ミヤモトと書けば読者は「剣豪だね」とわかってくれる。そして、その程度の理解で事足りるような作品は多い。 だが、面白くない。 この手法では、誤読が起こらない。読者が宮武蔵を誤解していることはあるだろう。そのせいでムサシ・ミヤモトを誤解して、誤読へと導かれることもあるだろう。しかし作品自体が誤読のきっかけになることはない。 私は誤読したい。作者が書かなかったことを読みたい。そもそも、作者の書いたことだけを読むのなら、小説などおよそ読むに耐えない。作者という赤の他人が空想した個人的なことを、自分とは無関係なこととして読んでも、面

    matakimika
    matakimika 2007/03/11
    誤読について