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ブックマーク / postd.cc (10)

  • JITコンパイルでの冒険 パート1:インタプリタ | POSTD

    記事は、JITコンパイラに関するシリーズの第1回目です。計画としては、シンプルな入力言語を使ってそのインタプリタとJITをいくつか開発し、段々と複雑なものにしていくつもりです。このシリーズが終わるまでに、JITコンパイラの開発に何が必要か、そのためにどんな支援ツールが使えるかを、読者の皆さんによく理解していただけるようになれば幸いです。 入力言語は Brainfuck です。シリーズでは以後、BFと呼んでいきます。BFはプログラマビリティの質を突き詰めるので、今回の目的に適した言語だと思います。BFは、プログラミングは非常に冗長ですが、なじみのC構造体に直接マップするメモリポインタやループのような概念を持つ点で、プログラミング言語としてはかなりの”メインストリーム”です。 実装言語にはC++を使います。”手始め”の言語としては一般的ではないかもしれません。とはいえ、私の知っている大部

    JITコンパイルでの冒険 パート1:インタプリタ | POSTD
  • 2016年、C言語はどう書くべきか (前編) | POSTD

    (訳注:2016/3/2、いただいた翻訳フィードバックをもとに記事を修正いたしました。) (訳注:著者のMattより、「文中で明言はしていないが、この記事の内容はx86-64 Unix/Linux/POSIXでアプリケーションをプログラミングする場合にフォーカスしている。他のプログラミング領域では、対象とするシステムに応じた(例: 8-bitの組み込みシステム、10年前のコンパイラ、多くの異なるCPUアーキテクチャで動く必要のあるアプリケーション、Win/Linuxでのビルド互換性など)特有のアドバイスが必要」との補足を頂いております。) 以下の文章は2015年の始めに書いたドラフトで、今まで公開していませんでした。私のドラフト用フォルダの中で誰の目も引かなかったため、大部分が書いた時のままです。公開するにあたり、単純に2015年を2016年に変更しました。 必要な修正、改善、苦情があり

    2016年、C言語はどう書くべきか (前編) | POSTD
  • C言語パズル集:Cにまつわる興味深い問題あれこれ | POSTD

    ビジターの皆さんへ C言語に関心を寄せていただきありがとうございます。このページは、C言語の面白い問題、パズルのリストです。これまでに友人たちからeメールで送ってもらったり、で読んだり、インターネットで見つけたり、あるいは自分でC言語でコーディングしていて気づいたりしたプログラムを集めました。 多くのプログラムは、コンパイル、実行され、その振る舞いを示すものです。問題は大まかに次のカテゴリに分けられます。 一般的なタイポエラー。C言語プログラマが頻繁に犯すミスであり、かつ追跡が困難。 初見では非常に理解しがたい小さなプログラム。これらの問題は、他人が書いた優れたコードを読み解く良い訓練になります。 また、全てにGnu/Linux/gccを使っています。掲載順は、それぞれの難易度とは関係ありません。問題解決の助けが必要な場合は、気軽に私に問い合わせてください。連絡先は こちら です。また、

    C言語パズル集:Cにまつわる興味深い問題あれこれ | POSTD
  • JavaScriptのデバッグのコツと技 | POSTD

    以前の記事で、 Webアプリケーションのデバッグの仕組み について触れました。今回は実践的なJavaScriptのデバッグについて掘り下げていきたいと思います。 ブラウザデベロッパツール 私の個人的なお気に入りはChromeデベロッパツールです。SafariやFirefoxはChromeほどの高水準に達していません。しかし、徐々に改善されてきています。FirefoxにはFirebugと改良されたFirefoxデベロッパツールが組み合わされた機能が備わっています。もし、Firefoxチームがビルトインされているデベロッパツールの改良の中で素晴らしい仕事をし続けたとしたら、Firebugはいつか、すたれるかもしれません。 個人的な好みにかかわらず、ターゲットとするあらゆるブラウザで、全てのコードのテストやデバッグができるようにすべきです。”あらゆるブラウザ”には、かの有名なInternet E

    JavaScriptのデバッグのコツと技 | POSTD
  • 大学院生のためのLLVM | POSTD

    (注:2017/07/06、いただいたフィードバックを元に翻訳を修正いたしました。) この記事は、 LLVM コンパイラ基盤を使ってリサーチをする人のための入門書です。これを読めば、コンパイラに全く興味のない大学院生も、楽しみながらLLVMを使って優れた功績をあげられるようになるでしょう。 LLVMとは何か? LLVMは非常に優れていて、ハックしやすく、C言語やC++のような”ネイティブ”言語向けの、時代の先端を行くコンパイラです。 LLVMの素晴らしさに関しては他にも様々な話を聞くのではないでしょうか(JITコンパイラとしても使えるとか、C言語系列以外の様々な言語を強化できるとか、 App Storeからの新しい配信形態 であるとか、などなど)。もちろん全部当のことですが、今回の記事の目的としては、上述の定義が重要です。 LLVMが他のコンパイラと差別化される理由には、いくつかの大きな

  • RubyとPythonにおけるガベージコレクションの視覚化 | POSTD

    稿は、ブダペストで開かれたイベント「 RuPy 」で、Pat Shaughnessyが披露したプレゼンの内容をまとめたものです。 プレゼンの映像はここ から視聴できます。 稿は当初、 同氏の個人ブログ に投稿されましたが、同氏の了承を得て、Codeshipに再掲載します。 このイベントは「RubyPython」に関するカンファレンスなので、RubyPythonでは、ガベージコレクション(以下「GC」)の動作がどう違うのかを比較すると面白いだろうと私は思いました。 ただしその題に入る前に、そもそもなぜ、GCを取り上げるのかについてお話しします。正直言って、すごく魅力的な、わくわくするテーマではないですよね? 皆さんの中でGCと聞いて、心がときめいた方はいらっしゃいますか? [実はこのカンファレンス出席者の中で、ここで手を挙げた人は数名いました!] Rubyコミュニティで最近、Rub

    RubyとPythonにおけるガベージコレクションの視覚化 | POSTD
  • ファミコンのグラフィックスの省メモリ化テクニックとは? | POSTD

    1983年に発売されたNintendo Entertainment System(NES、日での商品名は「ファミリーコンピューター」、以下「ファミコン」)は安価なのに高性能だったため、大ヒット商品となりました。独自設計のピクチャー・プロセシング・ユニット(PPU)を使うことで、当時としては驚きの映像を生み出すことができました。そして、今でも特定の環境で視聴すればとてもきれいな映像が楽しめます。一番の業績はメモリの利用効率です。グラフィックスを最小限のバイト数で作成することに成功しました。それと同時にファミコンは、開発者に便利で使いやすいツールを提供しました。その点でも、それまでのテレビゲーム機とは一線を画した製品でした。ファミコンのグラフィックスの生成方式を理解すれば、システムの技術的な優れた能力のありがたみが分かるはずです。そして、現代のゲーム製作者が現在のマシンではどれだけ簡単に作業

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  • Less is more:プログラミング言語設計の進歩史 | POSTD

    多くの言語は冗長性を有していますが、これらの機能を省いていくことも言語設計の進歩につながります。 巷には数多くのプログラミング言語があり、新しい言語も継続的に紹介されています。でも新しいものが古いものより優れているかというと、そうとは言えません。なぜなら、何が“優れているか”を判断する明確な尺度は存在しないからです。 それでも過去からの流れを見ていくと、優れた言語を作る1つの方向性は、言語にある冗長性を特定し、それらを持たない新たな言語をデザインすることにあるように思えます。 「完璧とは、それ以上足せない時ではなく、それ以上引けない時に達成される」 – Antoine de Saint Exupéry この投稿では、現在までに知られている言語の冗長的機能を見ていくと共に、恐らく冗長性を有しているだろうと思われる機能についても触れていきます。 自ら墓穴を掘るあらゆる可能性 初めてコンピュータ

    Less is more:プログラミング言語設計の進歩史 | POSTD
  • 視覚化による5つのガベージコレクションアルゴリズム入門 | POSTD

    ほとんどの開発者は、自動のガベージコレクション(GC)を当たり前のように使っています。これは、私たちの仕事を容易にするために言語ランタイムが提供する素晴らしい機能の1つです。 しかし、最新のガベージコレクタの中をのぞいてみれば、実際の仕組みは非常に理解しづらいことが分かります。実装の詳細が無数にあるため、それが何をしようとしているのか、また、それがとんでもなく間違った事態を引き起こしかねないことについて十分理解していない限り、すっかり混乱してしまうでしょう。 そこで、5種類のガベージコレクションアルゴリズムを持つおもちゃを作ってみました。小さいアニメーションはランタイムの動作から作成しました。もっと大きいアニメーションとそれを作成するコードは github.com/kenfox/gc-viz で見ることができます。単純なアニメーションによってこうした重要なアルゴリズムを明らかにできることは

    視覚化による5つのガベージコレクションアルゴリズム入門 | POSTD
  • 機械学習アルゴリズムへの招待 | POSTD

    機械学習の問題 については以前に紹介したので、次はどんなデータを収集し、どんな機械学習アルゴリズムを使うことができるのかを見ていきましょう。投稿では、現在よく使用されている代表的なアルゴリズムを紹介します。代表的なアルゴリズムを知ることで、どんな技法が使えるかという全体的なイメージもきっとつかめてくるはずですよ。 アルゴリズムには多くの種類があります。難しいのは、技法にも分類があり拡張性があるため、規範的なアルゴリズムを構成するものが何なのか判別するのが難しいということですね。ここでは、実際の現場でも目にする機会の多いアルゴリズムを例にとって、それらを検討して分類する2つの方法をご紹介したいと思います。 まず1つ目は、学習のスタイルによってアルゴリズムを分ける方法。そして2つ目は、形態や機能の類似性によって(例えば似た動物をまとめるように)分ける方法です。どちらのアプローチも非常に実用的

    機械学習アルゴリズムへの招待 | POSTD
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