落雷による停電で、愛知県清須市の新川病院が2日、98人の入院患者全員を転院させていたことが分かった。復旧には数日かかる見込みだという。 同病院によると、1日午後5時ごろ、一部4階建ての屋上にある電気設備に雷が直撃。病院全体が停電したという。直後に自家発電装置が作動したが、非常灯や一部の医療機器の電力がまかなえる程度で、深夜になっても復旧できなかった。翌2日、80~90歳代の入院患者全員の転院を決め、近隣の7病院へ転院、搬送した。患者の容体は安定しているという。病院の担当者は「一日も早く患者さんを戻してあげたい」と話している。