香港(CNN) 新型コロナウイルスの感染者が減少傾向にある中国で、祝日と重なった先の週末にかけ、人気観光地や主要都市に大勢の人が詰めかけた。これに対して衛生当局は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)はまだ到底終わっていないと警告している。 安徽省の観光地、黄山で4日に撮影された写真には、何千人もの観光客らでぎっしり埋まった遊歩道の様子が映っていた。厳格な移動制限や都市封鎖が何カ月も続いた後、アウトドアを楽しもうと大勢の人がマスク姿で繰り出した。 国営英字紙グローバル・タイムズによると、これを受けて当局は午前7時48分、同公園の入園者数が1日2万人の上限に達したとする異例の通告を行い、それ以上の観光客は受け入れないと発表した。 一方、上海では、人通りが途絶えていたウォーターフロントの人気スポット外灘が、数週間ぶりに買い物客や観光客でいっぱいになった。わずか数日前まで閉店していた