海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」からLCACを用いて重機や支援物資などが陸揚げされた=4日午前、石川県輪島市町野町(桐原正道撮影) 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は4日、県内全体の死者が同日午前時点で5人増えて78人となったと明らかにした。輪島市は連絡が取れていなかった9人の生存が確認されたと明らかにしたが、住民の生き埋め情報は多数あり、県内の安否不明者は25人。珠洲市の漁港周辺で津波による行方不明者が1人出ていることも判明した。発生から4日目となり、生存率が大幅に下がるとされる発生72時間が4日夕に迫る中、各自治体が生存者の発見、救助を急ぐ。