このように2本の回帰直線が得られたとき,それぞれの直線を比較する方法の1つとして共分散分析というものがある。共分散分析といっても,実際にやることはダミー変数を用いた重回帰分析にすぎないので安心してもらいたい。 群を表すダミー変数を取り入れる 表1と表2のデータに群を表すダミー変数を取り入れて表3のようにします。 実際に分析するときはどちらかのダミー変数を取り除きます。今回はA群の列のデータを取り除いて分析しました(以下はRでの実行結果)。 > dat [,1] [,2] [,3] [1,] 0 1.2 5.4 [2,] 0 2.1 4.8 [3,] 0 3.7 4.5 [4,] 0 4.2 3.6 [5,] 0 5.6 3.1 [6,] 1 1.3 3.6 [7,] 1 2.2 3.0 [8,] 1 3.4 2.6 [9,] 1 3.9 2.4 [10,] 1 4.5 1.8 > summ