☆弟橘姫のおはなし☆ むか~し昔。弟橘媛(おとたちばなひめ)という方がおられた。 倭建命(やまとたけるのみこと)の最愛のお后さまだったお方じゃの。 美濃国の造(みやつこ)の娘に兄媛(えひめ)と弟媛(おとひめ)という方がいらっしゃるが、あの弟媛とは別人じゃ。 あのお二人は、もともと景行天皇に献上された乙女たちであった。 それを倭建命の兄君であった大碓命(おおうすのみこと)が惚れ込んで、横取りしたのであるよ。 弟橘媛の父君の名を『忍山宿禰(おしやまのすくね)』という。 天照大御神の御杖代(みつえしろ)、倭姫の巡幸に随行なされた方じゃった。 忍山宿禰のお住まいがあったところが、今の忍山神社。 弟橘媛は、ここでお生まれになった巫女姫さまなのじゃ。 倭建命の東国遠征に同行し、走水(はしりみず)の海で、 荒れ狂う浪の神を鎮めるため、海にお入りになったシーンは有名だのう。 さねさし 相武の小野に 燃ゆる
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