史上最多の国と地域が参加するロシア・ソチ五輪が7日、開会式を迎えた。テロの脅威や性的少数者への差別問題がくすぶり続ける中、日本をはじめ40を超える首脳が駆けつけた。「五輪外交」の主役、プーチン大統領に会うためだ。 ■黒海沿岸に最新兵器、海上には艦艇 ロシアの威信を詰め込んだ開会式が開かれる「五輪公園」。金属探知機が並ぶ入り口では7日、開会式を観戦する人たちの所持品を多数の係官が入念にチェック。空港並みの厳しさだ。 観客はチケットを買うだけでなく、事前にパスポートデータや顔写真を専用サイトで登録して「観戦者パス」を受け取らなくてはならない。会場入り口で、警備員がパスに登録された情報が観客本人か照合する。 五輪公園から約3キロ離れた黒海沿岸には、迷彩色のネットで覆った、ミサイルや飛行機など空からの攻撃を迎え撃つ最新兵器が設置されている。海上にはロシア海軍の艦艇も見える。 五輪関連施設だけではな