- 1 - 2002.9.16特別報告 東京電力点検データ改ざん問題と原子力政策の破綻 1.東京電力の点検データ改ざん事件 (1)東電の責任 ・東電社内調査委員会によれば、自主点検データの改ざんは 年の福島第一原発2号機の検査から1986 始まり、現在まで続く。かかわった社員は約 人に上り、本社原子力管理部の幹部(取締役を含む)数100 名と3原子力発電所の現場担当者など社員 ∼ 名が組織的に行っていた。30 40 ・福島第一、第二、柏崎刈羽原発の課長級社員が、原発の自主点検で機器の傷やその兆候が見つかった際、 現場担当者が独自に安全評価を行って安全に問題ないと判断した場合、国には「異常なし」と報告すること 定期検査を計画通りの日程をルール化し、実施していた。法令違反を意識しながら、維持基準を導入し、 虚偽報告を行い、バレるのを防ぐため隠蔽工作も行っていた。でこなすことを最大の目標にし、