東武東上線の車窓から蔵造りの町並みに近づいたことを知らせるガスタンク=川越市田町 東武東上線川越市駅近くから見える埼玉県川越市田町の武州ガス本社の球形ガスホルダー(通称ガスタンク)2基。蔵造りの町並に近づいたことを教えるランドマークとして親しまれてきたが、今月から始まった工事で姿を消すことになった。 2基のタンクは直径26.75メートルと同19.7メートル。1969〜75年に完成した。大きいタンクの南東側には蔵と「時の鐘」のイラストが描かれ、「小江戸 川越」の文字が。東武東上線の下り電車の窓からは、川越市駅の直前でイラストが目に飛び込んでくる。また、川越駅西口から蔵造りの町並みに行くバス通りからは、ビル街の谷間となる真っ正面に、タンクが見える。 同社によると、ガスタンクは1日のうち需要が少ない時間にガスを貯蔵し、需要の多い時間にガスを送り出す調節機能があった。しかしガス管網の整備で調