先月、東京メトロ・丸ノ内線の車内で、洗剤を入れたアルミ缶が破裂し、乗客がけがをした事故を受け、NITE=製品評価技術基盤機構は、当時の状況を再現する実験を行いました。その結果、缶の破裂は洗剤を入れて30分余りで起きることが分かり、洗剤を保管する際は、適当な容器を選ぶよう注意を呼びかけています。 東京・文京区にある東京メトロ・丸ノ内線の本郷三丁目駅では、先月、停車していた電車の中で、業務用の洗剤を入れた飲み物用のアルミ缶が破裂し、乗客16人が、やけどなどのけがをする事故が起きました。 この事故を受け、日用品の安全試験を行っている独立行政法人のNITEは当時の状況を再現する実験を行いました。 実験は、事故が起きたのと同じ業務用の洗剤と飲み物用のアルミ缶を使い、缶を何度か握って力を加えたあと、ふたをしめて放置する形で行われました。すると、洗剤に含まれた水酸化ナトリウムなどの強いアルカリ性の物質が
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