【ロンドン小倉孝保】国際社会における文化の魅力や社会的価値観の影響力などを示すソフトパワー・ランキングを英情報誌「モノクル」(12月号)が発表し、日本は6位と、昨年より順位を一つ上げ、アジアで最高位を保った。 同調査は、各国の▽音楽やスポーツ、ファッションなどの文化発信力▽教育制度の整備度▽外国からの観光客数--など50項目を分析し、30位までをランキングした。英国が昨年の2位から順位を上げて1位になり、以下2位米国(昨年1位)、3位ドイツ(同4位)、4位フランス(同3位)、5位スウェーデン(同6位)と欧米諸国が続いた。 10年調査では日本は15位で、アジアの中でもシンガポール(13位)より下位だった。日本が順位を上げている背景として、漫画、アニメ、建築での魅力のほかファッションや食の国際競争力の強さを挙げている。 7位以下はデンマーク、8位スイス、9位オーストラリア、10位カナダ、11位