香港紙、蘋果日報は8日、カナダ当局が米当局の要請に応じて中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部を拘束した事件を受け、中国の複数の企業が従業員に対し、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」をボイコットするよう求める通知を出したと伝えた。社内設備や従業員の自家用車購入などについても、米国製品のボイコットを決めた企業があるとしている。 同紙によると、従わない従業員にはボーナスを減額するなどペナルティーを科す企業もあるという。一方で、ファーウェイや中興通訊(ZTE)など国産スマホに買い替える場合は、企業側が市場価格の15%を補助するなどとしている。 蘋果日報によると、通知を出したのはファーウェイが拠点を置く広東省深●(=土へんに川)市のほか、上海市や四川省などにある科学技術関連の企業。(共同)