米自動車メーカーの業界団体はトランプ政権に対し、日本が市場開放に関するコミットメントを示すまで米市場を日本車に一段と開放しないよう訴えた。 米自動車政策評議会(AAPC)のマット・ブラント会長は、「日本が米国の自動車に市場を開くことを真に約束するとの証拠がない限り、あるいはそれが示されるまで、日本からの輸入車に対して米市場を一段と開放するといった譲歩を米政権が一切することのないよう求める」と述べた。AAPCにはゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の3社が加盟している。 ブラント会長は、米通商代表部(USTR)が10日にワシントンで開催した、日本との新たな貿易交渉方針に関する公聴会で発言した。トランプ政権は来年1月中旬にも同交渉を始める計画。 同会長は日本の自動車市場について、先進国で最も閉鎖的な市場の一つだとし、米自動車メー