このコラムなんかもそうだ。「企業価値を高める新メールソリューション 第5回 結婚できない男について」。 最近の日経ビジネスとかBPのコラムによく見られる論法のパターンは以下のようなものだ。 個人的体験の検証なしの一般化 「どこそこの社長はメールを使わないからトップマネジメントのコミュニケーションはITじゃダメ」「30代後半で結婚してない男の家庭は専業主婦で男兄弟のみ」 ↓ 問題の原因を「行き過ぎた○○」に限定 「ホリエモンとかビルゲイツのスタイルは限界」「よく出来た(でも現代の女性を知らない)お母さんの存在が原因」 ↓ そしていきなりのバックラッシュ 「トップマネジメントは生身のコミュニケーションをしろ」「男は理想を下げて現実の女性を受け入れてとっとと結婚しろ」 この論法の背景としてなんとなく横たわっているのは「最近世の中おかしくね?」という漠然とした思いに対する手っ取り早い精神安定剤って