ジャニー喜多川氏の性加害問題を見過ごしてきたメディアに批判が向けられています。問題を調査した外部専門家らは「マスメディアの沈黙」が被害拡大の一因となったと指摘しました。東京新聞がこの問題にどう向き合ってきたのか振り返ります。(編集局次長 飯田孝幸)
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島津製作所(京都市)が製造した医療用エックス線装置を巡り、保守と販売を担う子会社の島津メディカルシステムズ(大阪市)熊本営業所の幹部社員が、熊本県内の公立病院に納入した装置に回路を遮断するタイマーを仕掛け、故障を装って部品を交換していたことが本紙の取材で分かった。病院は交換修理費として200万円超を支払った。島津製作所は社内調査していることを認め、自社のホームページに「事実関係が明らかになり次第、しかるべき対応を行う」とのコメントを出した。 両社の関係者は25日、この病院を訪れて謝罪し、概要を説明した。営業所を所管する熊本県は、メディカル社などから聞き取りをする考えを示した。病院を運営する自治体は、代金の返還を求めることも視野に検討するとした。 部品を交換していた装置は、エックス線で体内を撮影しながら映像を見られる「エックス線テレビシステム」で、この病院には2009年に設置された。関係者に
会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性から精子提供を受け、子を出産した東京都内の30代の女性が、男性が国籍や学歴を偽ったことで精神的苦痛を受けたとして、約3億3000万円の損害賠償を求め27日、東京地裁に提訴した。SNSなどで個人間の精子取引が広がる中、代理人弁護士によると、実際のトラブルを巡る訴訟は全国初とみられる。
衆院文部科学委員会は19日の理事懇談会で、わいせつ行為をした教員を学校現場から排除するための法案を全会一致の委員長提案として、来週にも衆院本会議に提出することを確認した。21日の文科委で正式決定する。わいせつ行為で懲戒免職となった教員の免許再取得を制限する新法は、今国会で成立の見通しとなった。
持続化給付金事業の委託の不透明さが指摘される一般社団法人サービスデザイン推進協議会が入札に負けた経済産業省の事業で、落札した別の一般社団法人が広告大手の電通にほぼ丸ごと再委託していた。元請けに隠れ電通が経産省の事業の核となる構図で、給付金と同じだ。広告不振で霞が関の仕事を増やしたい電通が、経産省の別働隊としての役割を果たす姿からは両者の蜜月ぶりが浮かぶ。 (皆川剛、大島宏一郎)
今回の参院選で定数三増になったことに伴い、参院議員会館に新設された議員用の部屋が二十六日、本紙に公開された。改修費は計約一億八千七百万円と高額だが、参院事務局は内訳を明らかにしなかった。改修事業者を決める入札は新たに行われず、二〇〇六年から建物の維持管理などを請け負う業者が工事した。参院事務局は、業者は建物の構造などを熟知しているためと説明するが、適正な金額かどうか検証は難しい。 (北條香子) 国会裏手の議員会館二階の会議室三部屋を改修した。昨年十二月に着工し、今年三月に完成した。各部屋は議員執務室や応接室兼会議室など計約百平方メートルで、既に使われている事務所と同じ間取り。新設された部屋は、いずれも自民党議員二人と無所属議員一人が使う予定。 事務局によると一億八千七百万円は改修工事費、工事監理費、消費税の合計。高額な理由は「電話やインターネットを通すための地下のメインサーバーまでの工事や
舛添要一東京都知事が二〇一四年二月の就任後に行った八回の海外出張の経費が、合計で二億一千三百万円に上ることが分かった。共産党都議団が七日、一回当たりの費用は平均二千六百万円余で、石原慎太郎元知事の平均額を一千万円上回っていることを明らかにし、随行職員が多いためだと指摘。「『大名視察』との批判もある。都民の税金で賄われており、必要性を精査して経費節減の徹底を」と改善を求めた。 都議団が都に情報公開請求した文書を分析した。舛添知事の出張経費で最も高額だったのは、一四年十月二十七日~十一月二日の七日間、友好都市のベルリンや一二年夏季五輪開催地のロンドンを訪れた際の六千九百七十五万円。十九人が知事に随行し、このうち十人が一泊十万円以上の宿泊費を支払っていた。 舛添知事の宿泊費の最高額は、ロンドンでスイートに滞在した一泊十九万八千円。招待のため宿泊費などを主催者が負担した一泊分を除き、二十二泊のうち
白い杖(つえ)を体の前に高く掲げ、立ち止まる人がいたら何を意味するか、ご存じだろうか。視覚障害者が助けを求めるポーズで、「白杖(はくじょう)SOSシグナル」と呼ばれる。考案されて四十年近くがたつが、一般に知られておらず、障害者団体は普及に本腰を入れ始めた。九日まで「障害者週間」。 (荘加卓嗣) 「いつもと逆の方向に向かったら迷ってしまった。ちょっと困ったな」。七月の夕方、東京都新宿区内。団体職員小川敏一さん(34)=埼玉県富士見市=が白杖を掲げ、歩道に立ち尽くしていた。 生まれつき弱視だった。右目は光を感じる程度。左目は矯正しても視力が0・03で、視野欠損がある。それでも週に五日、福祉器具を販売する新宿区内の職場に一人で通っている。電車を乗り継ぎ、一時間弱の道のりだ。
愛知県岡崎市内の小学校に勤務する男性教諭(45)が今年七月、担任する学級の授業で「殺人事件」を題材にした算数の問題を児童に出題していたことが分かった。学校、市教委も事実を把握し、すでに「厳重注意」処分としたが、保護者は「冗談にしてもひどすぎる。教育者として許されない」と憤っている。 学校によると、教諭は三年生の学級担任。算数の授業で、割り算を教える際、「ここに十八人の子どもがいる。一日に三人ずつ殺すと、何日で全員を殺せるでしょう」と、口頭で出題した。 保護者とともに取材に応じた児童は「みんなびっくりした。怖くなってだまりこんだ」。別の児童は「思い出すだけで気持ち悪い」とショックを受けている。男性教諭は、これより前に、担任する学級の女子児童をたたく問題も起こしている。学校が七月、二つの問題を併せて市教委に報告。市教委は校長を同席させ、七月十六日付で厳重注意の処分をした。教諭は「ついやってしま
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