新型コロナウイルスの全国の感染者数は、緊急事態宣言が解除された前後の時期から増加する傾向で、すでに感染拡大の第2波のピークの水準を超え、第3波で拡大が始まった去年11月上旬と比べるとおよそ2倍となっています。これまでの感染拡大では拡大が始まった時点での感染者数の水準が高いほど、その後のピークの人数も多くなる傾向が見られ、今後、重症者数も増えることが予想されることから、専門家は早めに病床確保など医療体制の整備を進める必要があるとしています。 1波 2波 3波 下げ止まりの感染者数徐々に多く… 日本国内では新型コロナウイルスの感染拡大は▽去年の3月以降の第1波、▽去年7月以降の第2波、そして▽去年11月ごろ以降の第3波の3回起きていますが、新規感染者数の減少が下げ止まった際の感染者数が徐々に多くなっています。 それぞれの感染拡大の波について見ると、▽第1波では去年5月25日に全国の感染者数が2