【ニューヨーク=山川一基】28日のニューヨーク株式市場はエジプト情勢が緊迫化した影響で下落。大企業で構成するダウ工業株平均は前日比166.13ドル(1.39%)安い1万1823.70ドルで取引を終えた。 エジプトでの混乱が深まり、中東からの原油供給が滞る懸念から原油価格が高騰。企業業績に悪影響が出るとの見方が広がり、幅広い銘柄が売られた。ダウ平均の1日の下げ幅としては、アイルランドの財政不安が再燃した昨年11月16日以来の大きさとなった。 ハイテク株主体のナスダック総合指数は68.39ポイント(2.48%)安い2686.89。