「バイト先で『何フェチか?』という話になりまして」 「ほう」 「みんな『首筋フェチ~』とか『うなじフェチやね』とか言ってて、僕の方にも順番が回ってきたので」 「はい」 「『あ、僕はヒエロフィリア(Hierophilia.宗教的なシンボルなど、聖なるものに性的興奮を感じる性的嗜好)ですぅ~』って言って『何? ヒエロフィリアって』って言われたので説明したらガチ引きされまして」 「当たり前だ」 「いや、でもそういう話じゃなかったんですか! みんなフェティシズムについて話していたのではないですか! それなのに、ひどい! あんまりだ…」 「まぁ以後気をつけることやね」 「気をつけるって、何を?」 何を。 その答えを、僕は今でも聞けずにいる。 ■参考文献~まだまだあるぞ! フェティシズム一覧 エメトフィリア(嘔吐嗜好) ネクロフィリア(死体フェチ) アガルマトフィリア(人形フェチ) エキシビジョニズム