物価動向の分析にあたっては、現実に観測される消費者物価の動きから、様々な一時的要因の影響を取り除いた、基調的なインフレ率(いわゆる「コア指標」)がよく利用されています。その際には、特定のコア指標に依存するのではなく、様々なコア指標を総合的にみていくことによって、基調的な物価変動をより的確に把握することができると考えられます。 このため、日本銀行調査統計局では、毎月の全国消費者物価指数の公表に合わせて、(1)総合(除く生鮮食品・エネルギー)、(2)上昇・下落品目比率、(3)刈込平均値、(4)最頻値、(5)加重中央値を試算し、公表しています。 原則として、(1)~(3)については全国消費者物価指数の公表日の当日14時を目途に、(4)~(5)を含む全ての結果(バックデータを含む)は同3営業日後を目途に、それぞれ公表しています。 それぞれのコア指標の作成方法やその特性などの詳細については、以