古今東西、書物あるところに偽書あり 古代、中世、近代、歴史の間に間に、偽書は突如現われる。発見され、執筆され、拡散される。それはパッチワークなのか、アンソロジーなのか、カノンとされたものが偽書となるとき、変容するのは歴史か解釈か。『椿井文書』(中公新書)が広く読まれるいま、問い返す。 【目次】 特集*偽書の世界――ディオニュシオス文書、ヴォイニッチ写本から神代文字、椿井文書まで ❖対談 文書をめぐる冒険――古文書・偽文書・公文書 / 馬部隆弘 小澤 実 ❖偽書の時代 偽書跳梁の八年間――安倍政権がとりもどそうとした「日本」 / 原田 実 歴史学界と偽書――『甲陽軍鑑』を事例に / 呉座勇一 ❖文献学より始まる 偽書と引用/偽書と憑依――漢文仏典、中世日本の「宗教」文献の中で / 彌永信美 予言を読む――中世日本の未来はいかに訪れたか・〈聖徳太子未来記〉を中心に / 小峯和明 秘伝の行く末―
わたしたちとその愛 “わたしたち”にとって「オタク」であるとはどういうことか、それはなにを語らしめ、どのような自己を導いてみせるのか、そこにはなにか謎のようなものはあるのか。愛着と嗜好をめぐって織りなされるオタクという(/としての)主体のテーゼ。 【目次】 特集*女オタクの現在――推しとわたし ❖インタビュー ハッピー・ゴー・ラッキー――今日もオタクは生きている / つづ井 聞き手・構成=青柳美帆子 ❖詩 きみ推し / 最果タヒ ❖推しとわたし 推しと俺 / 悠木碧 推しと萌えとオタクと女 / 王谷晶 推し依存症 / 綾奈ゆにこ 推しと二次創作をめぐる断想 / 隠岐さや香 ❖推しの倫理 君に会いたい――コロナ禍下の女オタクである私と君と / 金巻ともこ 孤独にあること、痛くあること――「推す」という生き様 / 筒井晴香 「推し」を語るとは何か――あるいはマキさんの輝く日常 / 橋迫瑞穂 〈
バーチャルYouTuberとは何か? タレントの新しい形式のひとつとして「YouTuber」というものが確立されつつある。「バーチャルYouTuber」とは3DCGのアバターを介してその名のとおり「YouTuber」としての配信を行う架空のキャラクター群を指す。そこにはインターネットにおける素人のタレント化とVRやAI以降のキャラクター文化の結びつきが生じているのではないだろうか。いまもっとも先鋭な文化の様態に迫る特集号。 【目次】 ■私が出会った人々*31 故旧哀傷・出英利 / 中村稔 ■詩 フー・アー・ユー / 岩倉文也 特集*バーチャルYouTuber ■バーチャルYouTuberとの遭遇 シンギュラリティと絆と愛――人間とバーチャルYouTuberが出会うとき / キズナアイ(聞き手=編集部) 輝夜月と仮想世界に! / AO VTuberは、世界に向かってAIを叫ぶ / 小林信行
ストーリーシンキングが世界を救う(仮) アンガス・フレッチャー 著,田畑暁生 訳 2024年3月発売予定
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