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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/sinceke (5)

  • QALYという医療行為指標・幸福な「マーゴ」のエピソードー伊勢田『生命倫理学と功利主義』より - ブログ・プチパラ

    未来のゴースト達のために ブログ始めて1年未満。KY(空気読めてない)的なテーマの混淆され具合をお楽しみください。 伊勢田哲治・樫則章『生命倫理学と功利主義』(2006年)には、「クォーリー(QALY)」という功利主義的な医療資源の配分の仕方について論じている文章がある。 また、このでは、長岡成夫氏の論文に含まれている「マーゴ」という人のエピソードも印象深い。 両方とも引用する。 アルツハイマー患者のマーゴは、美術セラピー教室で、「同心円が四つ重なった絵」をずっと書き続けている。マーゴは、幸せに生きる生き方を知っているように見える。周りにも、幸福のいくたりかを分け与えているようにも見える。 生きていることの価値って何なのだろう。 適切な医療資源の配分のために、「生きている時間の質」を数値化する「QALY」という指標。 浅井篤氏の「QALYと医療資源配分」という論文から。 Quality-

    QALYという医療行為指標・幸福な「マーゴ」のエピソードー伊勢田『生命倫理学と功利主義』より - ブログ・プチパラ
    maturi
    maturi 2010/11/01
    アルツハイマー患者マーゴのQALYとは?
  • 『日本の論点』 人の労働観は時代によってどう変わったかーベーシック・インカムについて⑤ - ブログ・プチパラ

    小飼弾氏は、パウロに喧嘩を売っている。 ベーシック・インカムに関する最近のとしては、私はまだ読んでいないのだが、小飼弾氏の『働かざるもの、飢えるべからず。』があるようだ。 「働かざるもの、うべからず」という格言は、おそらく新約聖書のパウロの言葉から来ているのだろう。「テサロニケ人への第二の手紙」でパウロは、「働きたくない者は、べてはならない」と命令している。 以下、パウロの「テサロニケ人への第二の手紙」より >わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。また、だれからもパンをただでもらってべたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。 >援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者

    『日本の論点』 人の労働観は時代によってどう変わったかーベーシック・インカムについて⑤ - ブログ・プチパラ
    maturi
    maturi 2010/08/07
    ”『日本の論点 2010』より■麻生首相の「労働は罰だ」発言~■「良い仕事」と「悪い仕事」(19世紀~)~■日本人の職業倫理~■「働く意味」とは”
  • 東浩紀氏・司会『朝までニコニコ生激論』ーベーシック・インカムについて⑥(終わり) - ブログ・プチパラ

    2010年2月20日(土)24時30分~(約3時間) 【番組名】「朝までニコニコ生激論」 テーマ『ベーシック・インカム(キリッ』 司会・進行:東浩紀、講師:山森亮、パネラー:堀江貴文、雨宮処凛、白田秀彰、城繁幸、鈴木健、濱野智史、小飼弾 を見ながら走り書きしたメモを見て、自分の推測をまじえたままの、まとめの意味のメモ書き。 番組は、鈴木健氏の「官僚ゴールデンパラシュート論」など、BIと関係のない提言のほうが刺激的だったところもある。 しかし、この番組は何も「BI」だけがテーマではなく、司会の東浩紀氏が最後のほうに述べていた、「この国のかたち」について議論することこそが「政治」なのだ、という言葉の上にも成り立っており、「もしかしたら、このように変えられるかもしれない」という世界への意思、つまり「可能世界」への想像力が刺激される番組となっている。 出演者のほとんどがBI支持派で、その中ではただ

    東浩紀氏・司会『朝までニコニコ生激論』ーベーシック・インカムについて⑥(終わり) - ブログ・プチパラ
    maturi
    maturi 2010/08/07
    ビデオ見る気はしないので助かりそう
  • 平和な「ドタバタ」が永遠に続く世界-施川ユウキ『サナギさん』あとがきより - ブログ・プチパラ

    未来のゴースト達のために ブログ始めて1年未満。KY(空気読めてない)的なテーマの混淆され具合をお楽しみください。 施川ユウキのマンガとの出会い-思春期の痛々しい「ささくれ」に ギャグ漫画家の施川ユウキの作品では、私は『がんばれ酢めし疑獄!!』や『もずく、ウォーキング!』より、『サナギさん』が好きです。 『酢めし疑獄』は初めて読んだ時、私にはむき出しの「思春期の混乱」を突然見せ付けられたような気がして、かなり引いてしまい、むしろ「嫌い」な作品でした。読んでいると、中学2年生の男の子の混乱に付き合っているような気分になり、神経がささくれ立ってくるのです。今では、もう少し冷静に読むことができるようになり、『酢めし疑獄』も「好きな作品」になっています。 『サナギさん』は、その「中学2年生的ささくれ」がようやく鎮静化し、かなり読みやすくなっています。わたしはしかし、『もずく』のほうはあまりにも「優

    平和な「ドタバタ」が永遠に続く世界-施川ユウキ『サナギさん』あとがきより - ブログ・プチパラ
    maturi
    maturi 2010/08/07
  • 田村哲樹 vs 濱口桂一郎 in 『日本の論点 2010』-ベーシック・インカムについて② - ブログ・プチパラ

    『日の論点 2010』にもついに「ベーシック・インカム」が論点として取り上げられた。 ベーシック・インカムを巡る田村哲樹氏と濱口桂一郎氏の論文を紹介しておく。 田村氏はBI賛成派で、濱口氏はBI反対派である。 両論文に対する私の感想は、田村氏の論文は最初の現状認識が正しいと思うが結論についてはよくわからない、濱口氏の論文は最初の「労働の価値」を認めるのには共感するが、最後のBI「血の論理」批判はおかしい、というものである。 若者たち・貧困者たちが置かれている現況ー「濁流」の比喩 田村哲樹氏の論文は、題名の『ベーシック・インカムは流動化社会で生きていくための「足場」となる』ーこれがほぼ内容を要約している。 田村氏によると、現代の社会は、社会学者ジグムント・バウマンが指摘する「流動化」社会である。 それを田村氏は「濁流」という比喩で説明している。 この「濁流」という比喩は、私の実感にも符合す

    田村哲樹 vs 濱口桂一郎 in 『日本の論点 2010』-ベーシック・インカムについて② - ブログ・プチパラ
    maturi
    maturi 2010/08/07
    二重引用”>BI論は(…)働く意欲がありながら働く機会が得られない非自発的失業の存在を否定し、失業者はすべて自発的に失業しているのだとみなすネオリベラリズムと結果的に極めて接近する。”
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