本日付の『朝日新聞』朝刊に載った記事です。 森美術館で開催中の「会田誠展 天才でごめんなさい」に市民団体が 子どもへの性暴力や障害者差別を助長 するものとして抗議をしたという、例の件についてです。 これについて美術館の南條史生館長が 日本では少女を題材にした性的表現のマンガが溢れている。 社会が見ないふりをしている問題のフタを開け、議論が生まれることに展示の意味がある と語ったのですが、ツイッター界隈ではこれについて「何だかエロ漫画にケツを持っていこうとしているようだ」「芸術側がポップカルチャーをパクっておいて、問題が起きたら責任は丸投げかよ」といった感想が囁かれました(田亀源五郎氏もそうした主旨のことをおっしゃっていました)。 ぼくもそれに賛成です。「何だ、このアートとやらは日本にエロ漫画が溢れていることをテーマとしているのか?」「それをもし否定的に表現していると称するなら残念ながらその
自らの予想を大きく超えて、沢山の反応を頂戴しましたが、医師(外科医)である知人から、「お前のルポにちょっとした手落ちがあるので、案の定それがミスリードとなったまま斜め読みされ、そこを指摘されている。まあそれがSNSだが」 という指摘があり、「むむむ?」と思い、確認してみたら「ここかな?」と思われる位置を同定できましたので、まずは何よりそのことと、これはケアレスミスですが、重要な点を落としているので、それの追記。あとは前レポの続きを書かせていただきました。 個人的に当該箇所は、「ちゃんと読めばわかるのではないだろうかな」とは思い込んでしまい、結果としてミスリードを生んでしまいました。エッセイ等とは違い、ルポライトである性質上、これはよろしくありません。 同様のご指摘を正確に数えることは不可能ですが(いま、「正確に数えられること」が多すぎであると僕は思いますが)、その総体を僕が要約するよりも、
漫画版「戦争は女の顔をしていない」を読んだので記事を書くよ。読んだのは2か月くらい前だよ。記事を書き始めたのはそのちょっと後だよ。遅筆(めんどくさがり)すぎぃ! ******** 萌え絵やアニメ絵やオタク文化というのは、結局は刹那的なポルノ消費の袋小路に陥って破綻してるわけで、右を見ればなろう原作イカレ漫画(アニメ)、左を見れば奇形幼女ロリコン性的搾取アニメ(漫画)ばかりで、戦後の廃墟のなかから日本の文化的知性を再建するのだと誓った出版界の先人たちがみれば、これはもう涙を流さずにおられないであろう惨憺たる有様である。 粗製濫造で数が増えすぎて、バッサリと再編する勇気もない出版社のすることと言えば、手っ取り早く本を売るために、徹底的にわかりやすく脳死萌えポルノ漫画を量産することだけで、かつて革命思想の葛藤から執筆された「風の谷のナウシカ」のような作品は、もう二度とこの荒野と化した業界からは生
「ネトウヨ」という言葉が人口に膾炙するようになったのはつまるところ、今目の前で起こっている事態を説明する語句が何かしら必要であるという、極めて現実的で実際的な需要からである。これは、「パヨク」という言葉が閉鎖的なネトウヨ的スフィアのなかで、より敵に対するより効果的なレッテルとキャンペーンの手段を獲得することを言外の目的として生み出されたこととはおおいに異なる。後者はどちらかというとマーケティング的な要素の強いもので「なんたら男子」などというのと同じく一部の人間が自らの都合の為に流行らせることを目的として流行らせた「しっくりしないよそよそしい」もの・・・自分ではない誰かの需要の為に通用させられているコピーだが、前者はもっと横断的な人々が必要に迫られて共用されるようになった言葉で、自然の流れで「流行ってしまった」ものである。 反マスメディアという幹 ネトウヨ的な存在は「ネット掲示板」が日本に登
淫夢とは何「だった」のか、と過去形になっているのは、自分にとってはもうタイムリーなものでなく、以前はよく見ていたけど今はあまり関心がない、というぐらいの意味で、別にオワコンだと言いたいわけではない。だから今でも淫夢を熱心に追っている人がいてもそれを馬鹿にする気は毛頭ないので、そういう人が仮にいたとしてもそれはまぁいいんじゃないですかね(笑)知らんけど(笑) 淫夢と一口に言ってもいろいろあるわけで、本編と言われる動画でも、まず原典なる「Babylon 34 真夏の夜の淫夢」から始まり、正統古典として「Babylon Stage 27 誘惑のラビリンス(所謂「迫真空手部」を収録)」、そこから列伝として数々の単発本編動画があり、この時点ですでに20本を超える。そこから新正統本編として「悶絶少年 其の伍(アクシード三人衆を収録)」およびその列伝およそ10本。また外典として「淫乱テディベア」「課長こ
米国のバイオ創薬大手、ギリアド・サイエンシズ社についての株価分析です。前回に引き続き、バリュー投資家のビタリー・カツェネルソン氏による論考。ネタバレになりますが、ギリアド社の現在の株価は安く、バリュー投資の対象たりうるという論旨です。 日本でもっとも成功しているバイオ創薬企業といえば、そーせい社でしょうか。時価総額は約3000億円。それに対して、時価総額世界1位のアムジェン社は12兆5000億円、2位のギリアド社は10兆3000億円。めまいがするほどの規模の違いですね。 平易でありながらポイントを押さえた論理の流れ。素人の私の頭にも、ギリアド社のすごさと、これほど巨大な時価総額でありながら、なおも株価が安すぎるというその論旨が、すっと頭に入ってくるかのよう。これがカツェネルソン氏の文体の持ち味ですね。 翻訳・転載の許可を下さったカツェネルソン氏に感謝いたします。 =============
一週間かけて、さらにBlenderをカスタマイズして、 建物モデルのモデリングやテクスチャ貼りに特化した調整にしました。 カメラ移動、オブジェクト・メッシュ選択、UVあたりの操作をUnity+メタセコよりに変えてます。 以下の手順を踏めば、誰でも同じ環境で試すことができます。 1.下準備 まずはBlenderをインストール。 次に http://ch.nicovideo.jp/hiiragik/blomaga/ar501365 この記事を参考に、ファイル-ユーザー設定から表示を日本語にして 「マウスの位置にズーム」「選択範囲を中心に回転」をオン アンドゥを100ぐらいにします。 2.アドオン ファイル-ユーザー設定-アドオン-から、必要なアドオンが有効か確認します。 3D View:Navigation 3D View:Dynamic Context Menu 3D View:Measur
クルーグマン教授が このツイート(日本時間2016年3月26日21時ごろの投稿)で公開した議事録を全文和訳しました。こちらが 原文(PDF)です。 私が一番乗りだと嬉しいんですが、もう誰か訳しちゃいましたかね? 誤訳などあればご指摘いただけますと幸甚に存じます。 ================================ ー 〔四角いカッコの中〕は訳者による補足です。 ー 原文は録音の書き起こしまたは速記と思われ、整った文章になっていない箇所もあります。そのことに由来する曖昧さが訳文にも影響しています。 ー(追記2016.04.09)適宜、訳文の修正をしています。ウェブ上で公開されている他の方々の訳も参考にさせていただきました。 ー(追記2016.04.10)週刊朝日4月15日号p18の記事によると、政府側は「政府が作成したものではなく、教授のメモ」と釈明しているが、取材に対しクルー
大好評ボコされ中の映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観てきました。ネタバレ感想などガンガン見てから行ったけど、まあみんなが殴っている理由は体感できた。 僕は「総監督・脚本:山崎貴」という字面の印象だけで「どうせくっさいアレな感じになるんだろうな」と決めつけており、その意味ではターン開始時からぼうぎょしていたのでダメージは少なかったのですが、一応ドラクエ5大好きマンとして生きてきたので少しビンタさせていただきます。 簡潔にこの映画が怒られてる点を言うと、 映画スタッフ「このドラクエ5も形になってきたな」 監督「んほぉ~このユア・ストーリーたまんねえ~」 で最後にぶち壊したからだと思います(なおアイデアが最初にあったもよう)。ただ結構人によって怒りポイントが違ったりして面白いので、僕の怒りポイントも言語化しておこうと思いました。なぜならそれが僕の「ユア・ストーリー」だから……。 まず
先日、シャニマスで霧子の新しいサポートSRが出ましたね。 その名も「我・思・君・思 幽谷霧子」。 果たしてどんなイラストでしょうか? 遠っ! がっつりと大きく取られた背景の中にポツーーンと人がいる。たしかに印象的ですね。 ……あれ? この構成、どこかで見たことがありますよね? そう。19世紀フランス・バルビゾン派を代表する画家、 ジャン=バティスト・カミーユ・コローです! 代表作「モルトフォンテーヌの思い出」なんか、人物の比率がほとんどそのままじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!! シャニマスは間違いなくバルビゾン派の影響を受けている!! 終わり! 閉廷!!!!!!!!!!!!! などという茶番をやるために筆を執ったわけではありません。 シャニマスの絵、いいですよね。 ぜんっぜんプレイしてないですがツイッターによく流れてくるのでなんとなく見たことあります。実際、ソーシャルゲームの
我らが愛する川上量生さん、昨年は「カドカワ代表取締役」名で情報法制研究所まで素敵な文書を送り付けていただきましたが、ここにきてカドカワ代表取締役を解任され、ヒラ取締役に昇格するという事態に発展しておりました。 特別損失の計上及び通期業績予想の修正、 グループ経営体制刷新に伴う会社分割の実施、孫会社の異動、 並びに代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ https://www.release.tdnet.info/inbs/140120190213476421.pdf ついでにドワンゴ社も孫会社扱いとなり、夏野剛さんがドワンゴ社代表取締役になるようですが、エイベックス社から来ていた前任の荒木隆司さんもまたなかなかロクでもなかったことを考えるとドワンゴ社的にはプラスなんじゃないかとほんのり思います。夏野さんの手腕に心より期待を寄せてまいりたいと願うところであります。 本件訴訟を通じて日に影
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く