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ブックマーク / otakinen-museum.note.jp (9)

  • 【オンライン展覧会】「河鍋暁斎ー躍動する絵本」(通期)|太田記念美術館

    太田記念美術館にて、2021年10月29日~12月19日に開催の「河鍋暁斎ー躍動する絵」展のオンライン展覧会です。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感じでお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1400円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。 いつでも、どこでも、お好きな時に「河鍋暁斎ー躍動する絵」展をご鑑賞ください。 ※2021年11月25日、後期展示作品の解説を追記しました。 展示作品リストは下をクリックしてください。 はじめに 河鍋暁斎(1831~1889)は、幕末から明治にかけて、狩野派でありながら浮世絵も数多く描いた絵師です。近年特に注目を集めており、全国各地の美術館で暁斎の展覧会が開催され、さまざまな肉筆

    【オンライン展覧会】「河鍋暁斎ー躍動する絵本」(通期)|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2021/11/01
    みんな大好き河鍋暁斎
  • 江戸時代のウマが蹄鉄ではなく草鞋(わらじ)を履いていたという話|太田記念美術館

    先日、歌川広重の「名所江戸百景 四ツ谷内藤新宿」をTwitterで紹介したところ、ウマが草鞋(わらじ)を履いているところが気になるという反応をいただきました。 案外、奇抜な構図が好きだった歌川広重。こちらは馬のお尻をアップにしています。広重は馬の足元にしゃがみこんで、町並みをスケッチしたのでしょうか。この場所がどこかは、オンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」(有料200円)にて紹介しています→https://t.co/Mbn5nxRpHX pic.twitter.com/9uSpsGPNpd — 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) July 16, 2021 確かによく見ると、人と同じ様に、ウマも4つの足すべてに草鞋を履いていることが分かります。 ウマが草鞋を履いていることは珍しいのでしょうか。他の浮世絵も見て

    江戸時代のウマが蹄鉄ではなく草鞋(わらじ)を履いていたという話|太田記念美術館
  • 御茶ノ水は人工の渓谷だった|太田記念美術館

    太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催しました。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会でしたが、その見どころをご紹介します。 今回は江戸時代に、人の手で造られた渓谷の話。御茶ノ水駅から秋葉原駅まで、神田川沿いを下ると、都心とは思えない谷状の地形が続いています。実は飯田橋付近から秋葉原付近までの神田川は、仙台濠とも呼ばれ、仙台伊達藩による大規模な土木工事で生み出された、人工の渓谷なのです。 神田山を分断する大土木工事 このあたりにはもともと神田山という台地がありました。現在の郷台地ですね。その神田山から隅田川へ向かって、神田川の原型となる流れが注いでいたのですが、そこに平川、小石川、石神井川3つの河川をまとめて接続し、隅田川へ放水するという、大規模な河川の架替えが計画されました。 その際に行われたのが

    御茶ノ水は人工の渓谷だった|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2021/06/16
    飯田橋付近から秋葉原付近までの神田川は、仙台濠とも呼ばれ、仙台伊達藩による大規模な土木工事で生み出された、人工の渓谷なのです。
  • 江戸っ子は雨が降ると、みんな裸足になるのか、調べてみた。|太田記念美術館

    先日のTwitterにて、こちらの歌川広景の「江戸名所道外尽 四十六 郷御守殿前」を紹介したところ、雨の日はみんな裸足なの?というご質問がいくつかありました。 突然の夕立。3人いるのに傘は1つだけ。皆が濡れないようにと考えたアイデアがこちら。上の男はご満悦ですが、下の2人は迷惑顔。傘もボロボロですし、これならいっそ雨に濡れた方がいいのでは。隣の男も変な格好。原宿の太田記念美術館で開催中の「ニッポンの浮世絵」展にて12/13まで展示しています。 pic.twitter.com/sYhvo8zXEn — 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) November 14, 2020 たしかに雨が降るなか、みんな裸足です。実は、筆者はこれまでまったく気にしていなかったのですが、言われてみれば「なるほど」と思い、早速調べてみました。 たとえば、

    江戸っ子は雨が降ると、みんな裸足になるのか、調べてみた。|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2021/04/29
    浮世絵キュレーターも知らなかった風俗。やはり三人寄れば文殊の知恵、民主主義合議制が先入観を壊す人類進歩のカギ
  • 浮世絵が陶磁器の包み紙として海を渡ったのは本当?という話。|太田記念美術館

    浮世絵に関心がある方なら、浮世絵がヨーロッパへ輸出する陶磁器の包み紙として使われていたという話を、どこかで聞いた記憶があるのではないでしょうか。それがきっかけとなって、浮世絵の素晴らしさがヨーロッパに伝わるようになった、と。 もう少しちゃんとした説明ですと、フランスの版画家であるフェリックス・ブラックモンが、陶磁器の緩衝材として用いられていた『北斎漫画』をたまたま発見。浮世絵の魅力を仲間たちに伝えたことをきっかけとして、「ジャポニスム」と呼ばれる日美術ブームが、ヨーロッパで始まったと伝えられています。 浮世絵は、もともと日において、安い値段で販売される紙屑同然のものでしたが、その芸術的な価値がヨーロッパの人たちによって初めて見出されるようになったという文脈でも、この話はしばしば語られています。 皆さんはこの話を聞いた時、どのような様子をイメージしたでしょうか?現在、陶磁器を持ち運ぶ際、

    浮世絵が陶磁器の包み紙として海を渡ったのは本当?という話。|太田記念美術館
  • 【オンライン展覧会】「和装男子ー江戸の粋と色気」展|太田記念美術館

    太田記念美術館にて、2021年1月6日~28日に開催の「和装男子ー江戸の粋と色気」展のオンライン展覧会です。展示作品全67点の画像および作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくようにお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は、実際の展覧会と同じ800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、好きな時に「和装男子ー江戸の粋と色気」展をご鑑賞ください。 (※2021年1月28日、追加コンテンツとして、コラム①とコラム②を加えました。) 展示作品リストはこちら↓ http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/wp-content/uploads/2021/01/wasou-list.

    【オンライン展覧会】「和装男子ー江戸の粋と色気」展|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2021/01/18
     800円
  • 猫のお蕎麦屋さんをレポートしてみた|太田記念美術館

    が経営する、のためのお蕎麦屋さん。好きなら一度は行ってみたい、そんな素敵なお店が、浮世絵の世界にはあります。 四代歌川国政が描いた「しん板のそばや」です。明治6年(1873)の作。今回は、このお店を皆様にご案内いたします。 ※美術館では現在、展示はしておりません。 まずは、下の方にある入り口から見てみましょう。 看板には、人間の世界のお蕎麦屋さんでもお馴染みの「きそば」の文字が。障子に書かれている文字は「泡美」。お店の名前でしょうか。事入れとして用いられていた、アワビの貝殻からきているのでしょう。 右端には、お母さんに背負われた小さな子。「お母さん蕎麦べたい」とおねだりしています。 店から出てきた男性の店員は、これから出前に出発するようです。「いそがしい晩だ」とぼやいています。手に持っている提灯には「あわび」の文字が。 お蕎麦屋さんの入り口のすぐ脇には、天ぷらの屋台。蕎麦

    猫のお蕎麦屋さんをレポートしてみた|太田記念美術館
  • 明治時代のアイヌの暮らしを描いた浮世絵を紹介します|太田記念美術館

    2020年7月、北海道白老郡白老町において、アイヌ民族博物館(1984年開館)を発展させたウポポイ(民族共生象徴空間)が設立されました。また、アイヌ文化を取り扱った漫画ゴールデンカムイ』も話題となり、2024年1月には実写映画化もされました。 そこで、浮世絵ではほとんど描かれることのない北海道、なかでもアイヌ民族の暮らしを描いた浮世絵を紹介いたします。 明治3年(1870)、浄土真宗の僧侶である大谷光瑩(こうえい)、法名「現如(げんにょ)」は、明治新政府からの命を受け、北海道の開拓事業と布教を行いました。 その様子を伝えたものが、翌明治4年(1871)頃、浮世絵となって刊行された「現如上人北海道巡錫絵図」です。点数は、大判錦絵15点、大判錦絵3枚続1点。絵師は、二代国輝、三代広重、二代国貞、小林永濯といった、当時の人気絵師たちが分担して制作しています。 今回は、その中から3点の浮世絵をご

    明治時代のアイヌの暮らしを描いた浮世絵を紹介します|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2020/10/05
    伊福部昭
  • 髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話|太田記念美術館

    刀の「髭切」と「膝丸」。ゲーム「刀剣乱舞」でも人気キャラクターとなっていますが、その姿は浮世絵の中にも描かれていますので、ご紹介したいと思います。 ※今回紹介する作品は、現在、太田記念美術館では展示しておりません。 髭切(ひげきり)まずは、「髭切」。『平家物語』剣巻によれば、平安時代、源満仲が刀鍛冶に作らせた2の刀が、髭切と膝丸でした。そのため、ゲーム「刀剣乱舞」の中では、兄弟という設定になっています。 髭切は、罪人の首を斬った際、髭もそのまま一緒に斬れたことから、その名前がつきました。髭切は、ある事件をきっかけに「鬼丸」という名前に変わるのですが、そのエピソードを描いた浮世絵がこちら。 楊洲周延の「東錦昼夜競 渡辺綱」です。『平家物語』剣巻によれば、平安時代の武将である渡辺綱(わたなべのつな)が、京都・一条の堀川に架かる戻橋のところで、一人の美女に出会います。五条のあたりまで送って

    髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話|太田記念美術館
    maturi
    maturi 2020/10/01
    、芳年の浮世絵には、実は参照したであろう元ネタがあります。師匠である歌川国芳が描いた「和漢準源氏 源頼光 薄雲」です。お布団をかけてあげようとする土蜘蛛の仕草がよく似ています。
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