江戸っ子は雨が降ると、みんな裸足になるのか、調べてみた。｜太田記念美術館

先日のTwitterにて、こちらの歌川広景の「江戸名所道外尽 四十六 本郷御守殿前」を紹介したところ、雨の日はみんな裸足なの？というご質問がいくつかありました。 突然の夕立。３人いるのに傘は1つだけ。皆が濡れないようにと考えたアイデアがこちら。上の男はご満悦ですが、下の２人は迷惑顔。傘もボロボロですし、これならいっそ雨に濡れた方がいいのでは。隣の男も変な格好。原宿の太田記念美術館で開催中の「ニッポンの浮世絵」展にて12/13まで展示しています。 pic.twitter.com/sYhvo8zXEn — 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) November 14, 2020 たしかに雨が降るなか、みんな裸足です。実は、筆者はこれまでまったく気にしていなかったのですが、言われてみれば「なるほど」と思い、早速調べてみました。 たとえば、

[pazl]

草履は濡れると汚れるより、臭くなる。

[bt-shouichi]

“雨の中を草履のままで歩くと、草履が傷みますし、そもそも歩きづらかったからと思われます。”

[ueshin]

泥水でどろどろになるのがいやだったのかな。

[luna3145]

草履が高いのか作るのに時間がかかるからなのか

[upran]

♪白いスニーカー 汚さないように 裸足で雨の中 僕らは歩いた～　／昔のマンガでも靴脱いで裸足で歩くシーンがまれによく有ったような……

[world24]

足怪我して破傷風とかよくあったんかな

[urandom]

おもしろい。この視点を持ったうえだと、同じ浮世絵もますます活き活きとして見える。

[endo_5501]

“最初から雨が降っていれば、下駄を履いて外出したのでしょう。しかし、思いも寄らない突然の夕立に見舞われると、それまで履いていた草履を脱いで裸足になる” なるほど

[sumiretanpopoaoibara]

”ウォーリー”とか”みっけ”みたいな風俗研究、シンプルに面白い

[maturi]

浮世絵キュレーターも知らなかった風俗。やはり三人寄れば文殊の知恵、民主主義合議制が先入観を壊す人類進歩のカギ

[KoshianX]

へええ、おもしろいな。こういうところで当時の風習が見えてくる。まあもともと草履も下駄も泥跳ね対策ないし、家に上がるときは足を洗ってたんだろうな……