ホラー&コメディを通じて、現代社会にはびこる問題に迫る 12月10日(木)の京都・元・立誠小学校 音楽室を皮切りに、京都、東京、大阪でイエティの舞台「杉沢村のアポカリプティックサウンド」が上演される。 「杉沢村」と聞いて、ピンときた人はおそらく廃墟マニアやオカルト話に興味がある方だろう。青森県の山中に杉沢村という村があった。昭和初期に村人の一人が突然発狂、村民全員を殺し、さらには自らも命を絶った、という事件が起きた。その後誰もいなくなった村は廃村となり、隣村に編入されこの世から消えた…はずだったが、その廃墟が悪霊の棲み家となり、現在も存在し、そこを訪れた人は二度と戻ってこれなくなる…という話だ。 そしてもう一つ。「アポカリプティックサウンド」という、これまた耳慣れない言葉だが、これは世界の終焉とともに聞こえる音、終末を告げる鐘の音と呼ばれている。 いやがおうにも不安を増幅する二つのキーワー