『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』。このタイトルを見て、あなたは何を想像するだろうか。働いているサラリーマンが休憩中にサーフィンにでも行くのか? はたまた、サーフィンが大好きなサラリーマン? など、一見共通項がなさそうな2つのものに対して、想像を膨らませることだろう。 これは、日系アメリカ人のグラフィックデザイナーである真崎嶺(まさき れい)が自費で出版し、日本のデザイン業界における白人至上主義とその背景について綴ったバイリンガルの本である。 “なぜ日本の広告には白人のモデルが多いのか”、“どうして商品のパッケージには間違った英語が使われてしまうのか”、“どうしてブラックフェイスやステレオタイプの黒人像がバライティやCMで流れてしまうのか”など、日本のクリエイティブ業界に存在する人種差別に対して、疑問を掲げた一冊だ。 自分の人種を自覚すること ニューヨークで生まれ、ニューヨー
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