※資料が入手でき次第、順次更新します(12月5日更新)。 真幌木弘先生名義の作品リストです。 これ以外の情報をお持ちの方はお知らせ頂けましたら幸いです。 『Page1』(雑誌、白夜書房)収録 『BLUEスィー』 1986年7月、第1号 『屍都』 1986年8月、第2号 『BLUEスィーII 蒼き帝国』 1986年11月、第3号 『BLUE WAR』 1986年12月、第4号 『BLUEスィーIII』 1987年3月、第5号 『BLUEスィーIII』 1987年5月、第6号 『BLUEスィーIII』 1987年6月、第7号 『BLUEスィーIII』 1987年7月、第8号 『ブルースィーIV』 1987年11月、第9号(終号) ※表記ゆれ掲載時ママ。 ※『BLUE WAR』はタイトルに『BLUEスィーIII』との記載あり。 『パンプキン』(雑誌、白夜書房)収録 『子犬物語』
祖母の家には三匹の鹿が湖畔で草を食む絵がかかっている。玄関の戸を開けるとすぐ見えるその絵がリツは好きだ。 祖母はずっと一人暮らしだった。祖父はリツが生まれる以前に亡くなっていた。ただでさえ広く思われたこの家は、無人となった今、なおさら広い。 「来て」 台所から母が呼んだ。廊下の板がリツに踏まれて鳴る。 「この棚の上に戸があるでしょう。あれを開けてほしいの。ほら、お母さんはああいうと ころに大事なものを置く人だったから」 リツは背伸びをして把手に手をかけた。大きくなったねぇと母が言う。指先に段ボールの箱が触れた。リツはそれを慎重におろす。 「あら、お正月のお皿!」 汗を拭いながら母が叫んだ。色鮮やかな大皿だった。 「お父さんが買ったの。孔雀が描いてあるでしょう。お母さんがケチをつけなかった買い 物と言ったらこれくらいのものでしたよ」 母の肩が震えるのを見てリツは居心地が悪くなった。この家に染
「あの頃」の拭い難い記憶と言うべきか、積読山をぶっ崩してふと手に取ったUFO本など読んでみますとキャトルミューティレーション超怖えとか思ったりするわけです。UFO特番のあの怖いBGMがまざまざとよみがえってきたりして。畑にお絵かきをしたり馬の骨を相手に地球の平和を説いてみたり、一体何がしたいのかよくわからねえエイリアンどもですが、そうしたUFO神話の混沌と、東西冷戦の只中にあって全面核戦争による人類滅亡がそれなりにあり得る可能性として諦観されていた「あの頃のあの感じ」とは決して無関係ではなかったろうと思うのです。 その昔、日本に電力というものが導入されてまだ間もない頃、「電線の下は傘をさして歩かないと危ない」とまことしやかに言われたことがあったそうです。「電気が落ちてきて当たると死んじゃう」から。 サイバーパンクムーブメントは「コンピュータネットワーク社会の黎明期における"民話"であった」
90年代読んだ小説を、いま丁寧に読み返してみよう的な。たまに80年代やゼロ年代に入りもするけど、それはそれ。
走ることが誰よりも好きな少女、蘭。 陸上強豪校の選手として期待された高校三年生の春に足の故障で走れなくなった彼女は、失意と共に迎えた十八歳の夏に不思議な車と出会う。 自ら傷を癒し、言葉を話し、未知の機能を有した車のスピードに惹かれていく蘭に、車は国家が秘す現代科学の範囲外にある技術、放射性同位体遺伝子エックス・テクノロジーと、それを保有する一人の能力者について語り始めた。 感情を宿す車が自らのご主人様と称する能力者は反国家エックス・テクノロジー組織に囚われた十歳の少年、車は自らが蘭のものになる代償として、ご主人様に会わせて欲しいと訴える。 この車に途方も無いパワーを与える最後の部品でもあるという一人の少年を奪還することを決意した蘭は、国と反国家組織を敵に回し、一台の車を武器に戦いを始める。
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