朝日新聞阪神支局襲撃(87年5月)など一連の本社襲撃事件の実行犯を名乗る島村征憲氏の手記を週刊新潮が連載した問題で、週刊新潮が16日発売の4月23日号で「手記が誤報であったことを率直に認め、お詫(わ)びする」とした記事を掲載することが分かった。 週刊新潮は1月下旬から4回にわたって、島村氏の手記を掲載していた。4月23日号では、島村氏から手紙を受け取った07年11月からの取材の経緯を明かして説明した。「虚言を弄(ろう)する証言者の本質を見抜く眼力がなかったことも、深く恥じ入る」などと反省の弁を述べ、「読者及び、ご迷惑をかけた関係者に深くお詫びします」としている。