コンピュータの入力装置といえば、現在の定番はキーボードとマウス。 もちろん新たなユーザインタフェースとして、 手書き文字入力装置や音声入力装置の研究開発が盛んに行なわれている。 しかし第三の、 あるいはキーボードやマウスに代わる情報入力装置として決め手となるものは、 いまのところ現れていない。 ポインティングデバイスへの要求 ところで、 マウスは平面上の位置を決めるための装置(ポインティングデバイス)である。 マウスパッドで上下左右にマウスを転がすことで、 マウスカーソル(マウスポインタ)を画面上の好きな場所へ持っていくことができる。 マウスを使えば平面上の位置を自在に入力することができるわけだ。 ところが逆に平面に縛られているため、 三次元空間上の一点を示すための操作をマウスで行なおうとすると、 実はこれがなかなか難しい。 例えば三次元CADシステムなどで用いられる三次元モデリングソフト