選手会のストライキによる開幕節の延期もプラスに作用したと言えるのかもしれない。7月末のセルティックとのプレシーズンマッチで右肩を負傷した長友佑都にとって、けがを癒すためのの時間は長ければ長いほど望ましかったからだ。 3冠王者から一転、スクデットとチャンピオンズリーグというメジャータイトルを失ったインテル。特にセリエAでは、ミランにタイトルを奪われるという形で連覇が途切れた。迎える新シーズン、ここでタイトルを奪還できなければ、インテルは王者としての面目を完全に失うことになる。 イタリアで迎える2年目のシーズン。インテルは「長友佑都」というクラブ初の日本人プレーヤーをどう見ているのか。【前編】に続き、インテルのコミュニケーション・ディレクターとしてチームに帯同するパオロ・ヴィガノ氏の言葉を紹介する。 シンプルかつ偉大なエンターテイナー 長友佑都は、驚くべきスピードでファンの気持ちをつか