情報収集をネットでしながら、パワーポイントで資料を作成する……これは発散と収束と形にする作業を同時にしてしまっている典型例です。資料を作りながら考えるのは一見速いように思えますが、資料のイメージをできるだけ具体的に考え抜く収束作業を紙で行うなど、時間も手段も分けて行ってから、パワーポイントで一気に形にしたほうが圧倒的に仕上がりまでの時間は短くなります。 これは会議などでも同様です。情報共有や意見やアイデアを出すなど発散の議論のときに、情報や意見にいちいち「これはいいか、悪いか」などの判断をしたり、結論を考えていると無駄な時間がかかってしまいます。「意見を出す発散は30分、残り15分になったら結論を出す」など時間を区切っておかないと、延々と話し合いが続き、気がつけば終了時間になってしまうでしょう。 会議の時間は1時間ではなく、30分に 私は日本企業と外資系企業の両方の会議を数多く経験しました