立花隆(たちばな・たかし)評論家・ジャーナリスト 1940年、長崎県生まれ。東京大在学中からライターとして活動開始。『中核革マル』『脳死』など、文系・理系の垣根を越えた著作を数多く手がける。 1970年代の政治とカネをめぐる話をしても、今の若い人には信じてもらえないかもしれません。サントリーウイスキー「オールド」の空き箱に1千万円を入れて届けたとか、自民党総裁選で「数十億円動いた」とか、まことしやかに語られたものです。 金権政治が行き着くところまで行った時代、その中心にいたのが田中角栄でした。 自民党総裁だった田中が指揮した74年の参院選は「企業ぐるみ選挙」と呼ばれました。大企業に自民党候補への支援を要請、巨額のカネが選挙運動に注ぎ込まれました。当時でも「いくら何でも、そこまでやるか」と思った人は多かった。「田中角栄研究」の取材を始めた背景には、金権政治への疑問が世間に広がっていたことが
吟詠は、漢詩や和歌を中心に、俳句・新体詩・現代詩など、詩の型に捉われず、さまざまな詩に節をつけて歌う邦楽のひとつです。 吟詠家は詩の内容をとらえ、声で心情や情景を表現しようと心の底から吟じあげます。作者の気持ちをいかに表現できるかで吟詠家の力量の高さを表します。 吟詠を聴くときには、吟じられる詩の意味や背景を知っているほど楽しめるでしょう。
田中内閣退陣のきっかけになったと言われる「田中角栄研究」をはじめ、政治や科学、医療など幅広いテーマで取材や評論活動を行ってきたジャーナリストでノンフィクション作家の立花隆さんが、ことし4月、急性冠症候群のため亡くなりました。80歳でした。 立花隆さんは昭和15年に長崎市で生まれ、東京大学を卒業したあと出版社の文藝春秋に入社しました。 入社から2年余りで出版社を離れたあとも取材活動や記事の執筆を続け、昭和49年に現職の総理大臣だった田中角栄氏の金脈問題を膨大な資料を検証して追及した「田中角栄研究」を発表して大きな反響を呼び、田中内閣が退陣するきっかけになったと言われています。 その後も鋭い着眼点と徹底した取材をもとにしたルポルタージュを次々と発表し、扱うテーマも政治だけでなく、最先端の科学や医療、宇宙や脳死など多岐にわたり、「知の巨人」と称されました。 平成7年からは東京大学の客員教授を務め
Credit:twitter.com/shapeofwater みなさん、恋してますか?かく言う私は、サッパリです。 今回は、恋愛事情に乏しくてもとりあえず月50本は映画を観てしまう筆者が、選りすぐりの「人間以外との恋愛映画」をご紹介。 「人間はもう諦めた」という1周回ってポジティブな方、あるいはモテすぎて「人間との恋愛に飽きた」という羨まけしからん方のどちらにもオススメです。 人外恋愛の肝は、なんといっても「禁じられた恋」的な雰囲気。ドキドキも一層高鳴ります。 さらに内面の美しさや、人種差別のように「マイノリティが陥る苦しみ」を教えてくれる奥深いジャンルでもあるのです。 それでは、早速いってみましょう。 1. 弟の彼女はラブドール!『ラースと、その彼女』(2007) 極度のシャイで人とほとんど会話できない、純朴な青年ラースが主人公。そんな彼を心配する兄夫婦でしたが、ついにラースから「彼女
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く