立花 隆(たちばな・たかし) 1940年、長崎県生まれ。64年東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋社入社。66年に退社し、67年東京大学哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓越した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、第31回菊池寛賞受賞。98年、第1回司馬遼太郎賞受賞。著書『田中角栄研究全記録』『日本共産党の研究』『農協』『サル学の現在』『宇宙からの帰還』『青春漂流』『脳死』『天皇と東大』『小林・益川理論の証明』『20歳の君へ』ほか多数。 【Q】本書を開くと、写真家・薈田純一さんが立花さんのすべての書棚をレーザー墨出し器を用いて精密に撮影した写真によって、立花さんの20万冊の蔵書をそのままに見ることができます。その桁違いの量には圧倒されますが、これだけ多岐にわたる分野の書籍を読み込むには、例えば1つのジャンルの書籍を初級から上級