ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (6)

  • 途方もない重力波を検出、波長は数光年から数十光年、初の証拠

    2つのブラックホールがお互いの周りを回りながら近づく様子を描いた図。このときに重力波を発する。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 時間と空間が織りなす巨大な重力波が検出されたことを示す証拠が得られた。その波長は、なんと数光年から数十光年だという。新たに発表された研究によると、このような波長の重力波の存在を示す証拠が見つかったのは初めてで、最大で太陽の100億倍という質量をもつ超巨大ブラックホールどうしの合体によるものではないかと考えられている。今回の発見の詳細は、2023年6月29日付けで学術誌「Astrophysical Journal Letters」に掲載された一連の論文にまとめられている。 この波を観測したのは、「北米ナノヘルツ重力波観測所」(NANOGrav)の研究者グループだ。68個のパルサーと呼ばれる回転

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    mdlmn 2023/07/10
  • ウナギとワカサギが激減した宍道湖

    魚類と呼ばれる動物は5億年前から地球に存在し、現在の世界の海や川には3万3462種もいるとされる。魚類がうまれてからの5億年の間には、すべての生物種の9割以上が絶滅した大量絶滅時代(約2億5100万年前、ペルム紀末)があり、魚類も大部分が絶滅した。 書で対象としているのは、そんな壮大な物語ではない。全魚類ではなくウナギとワカサギの2種類だけ。そのうえ世界全体ではなく日、それも島根県の宍道湖という汽水(=海水と淡水が混じった水)の湖で起こったできごとが中心だ。この湖では1993年からウナギとワカサギがまったく漁獲されなくなるくらい減ってしまった。その原因は何か? 著者は水田で使われる農薬の一種であるネオニコチノイド系殺虫剤の影響だと考えている。 宍道湖は面積79㎢の日で7番目に広い湖で、湖当たり年間漁獲量は長年、日一をキープしている。漁獲量の大部分は魚ではなくヤマトシジミという二枚貝

    ウナギとワカサギが激減した宍道湖
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    mdlmn 2021/12/08
  • 特集:植民地建設当時のアメリカ 2007年5月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

    Q:温暖化が急速に進む北米東海岸のメーン湾。ロブスターに生じる可能性がある影響は? 外骨格が強化される幼生がより速く成長する外骨格が溶ける 文=チャールズ・C・マン 写真=ロバート・クラーク、ジョージ・スタインメッツ 現在の米国バージニア州に、英国人が北アメリカで初めて定住に成功したジェームズタウン植民地が建設されて、今年はちょうど400年。その後、アメリカの風景は一変した。その原因を探る。 今から400年前の1607年5月14日、104人の英国人入植者を乗せた3隻の船が、現在の米国バージニア州チェサピーク湾の入り口付近に到着した。チェサピーク湾に注ぐジェームズ川の中州に彼らが建設した町ジェームズタウンは、英国人が北アメリカ大陸で定住に成功した初の植民地となった。 ジェームズタウンに入植した英国人の一人、ジョン・ロルフは、アメリカ先住民の首長の娘ポカホンタスと結婚したことで知られている。ジ

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    mdlmn 2020/10/07
  • 星間物質は3万度超、ボイジャー2号が初の直接観測

    太陽圏の外に出たNASAのボイジャー1号と2号の位置を示したイラスト。太陽圏と星間空間の境界面である「ヘリオポーズ」は、冥王星の軌道を越えたはるか先にある。(ILLUSTRATION BY NASA/JPL-CALTECH) 2018年11月、地球から遠く離れた宇宙の暗闇で、NASAの宇宙探査機ボイジャー2号が探査の大きな節目を迎えた。私たちの太陽圏を脱して、星間空間に到達したのだ。太陽圏の外に出た探査機は、ボイジャー1号に続いて2機目となる。 その1周年を目前に控えた11月4日、学術誌「Nature Astronomy」に5の論文が掲載された。これは、太陽圏と星間空間の境界付近のプラズマを直接観測した初めての報告だ。プラズマは電気を帯びた粒子で、太陽風はその流れである。また、1977年に打ち上げられたボイジャー2号は、いずれも巨大な氷の惑星である天王星と海王星に接近した唯一の探査機でも

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    mdlmn 2019/11/07
  • 最高峰の野生生物写真コンテスト、驚く受賞作15点

    チベットスナギツネがマーモットに襲いかかる直前の瞬間を、中国の写真家バオ・ヨンチン氏がとらえた。「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」で大賞に輝いた一枚。(PHOTOGRAPH BY YONGQING BAO, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) 恐怖で凍りついたかのようなマーモット。一方には、飛びかかろうと身構えるキツネ。混乱と衝撃が伝わってくる、時間を止めたかのような一枚だ。 10月15日、ロンドン自然史博物館が選ぶ「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の大賞を、中国の写真家バオ・ヨンチン氏が手にした。 「その瞬間」と題した写真を、バオ氏は中国、チベット高原の牧草地で撮影した。海抜およそ4500メートルの高原は「世界の屋根」とも呼ばれる。審査委員長のロズ・キッドマン・コックス氏はプレスリリースで、この地域で撮られた写真と

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    mdlmn 2019/10/18
    唐辛子スプレー警官のポーズっぽい
  • 土星の1日の長さが判明、太陽系で唯一謎だった

    土星の環の一部に体の影が落ちている。NASAの探査機カッシーニが2016年10月に最後に撮影した数点の画像を合成したもの。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星を取り巻く繊細な環。美しいのはもちろんだが、魅力はそれだけではない。信じられないような科学的な事実も打ち明けてくれるのだ。 このほど天体物理学の学術誌「The Astrophysical Journal」に、環に生じる波を利用して、土星の1日の長さを解明した論文が発表された。論文によると、土星の1日は10時間33分38秒であるという。科学者たちはこれまで、土星の1日の長さがわからないことを何十年も歯がゆく思っていた。 これは重要な発見だ。「太陽系のどの惑星についても、1日の長さは根となる特性ですから」と、NASAの土星探査機カッシーニのミッションに参

    土星の1日の長さが判明、太陽系で唯一謎だった
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    mdlmn 2019/01/29
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