いまゼミで フーコー『狂気の歴史』 をずっと読んでいます。 やっと第一部が終わるところ。 あの本はほんとに難しいですね。 ゼミ生もよくついてきてくれていると思います。 さて、今回ゼミのために読み直しながら、 いろいろ再発見。 あの中に デカルトの話があることは知っていたし、 世間でもよく知られています。 デリダが「コギトと狂気の歴史」って論文で、 フーコーのデカルト理解に横やりを入れことがよく知られている。 論争になって、この論争自体もたくさん論じられてきた。 でも、 フーコーはデカルトと並んで、 実は スピノザの話もしているんですね。 これがおもしろい。 しかも、 スピノザのどの著作かって 『知性改善論』なんですね。 実は、 『主体の解釈学』という講義でも、 フーコーはスピノザの話をしているんですが、 そこでも取り上げられているのは 『知性改善論』です。 『狂気の歴史』の邦訳では 「悟性
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