以前、某誌の記者さんから取材いただいたときに「あなたにとって手帳とは何ですか?」という質問を頂きました。そのときの私には、あまりにも難しい質問で、答える事ができませんでした。 それ以来、ことあるごとに「私はどうして手帳を使うんだろう?どうしてノートを使うんだろう?どうして文房具を使うんだろう?」という思いがよぎりました。 「成功するために手帳を使うんだ!」と言い切ってしまえば格好いいのかもしれませんが、それじゃ、「成功って何?」という思いがよぎります。たとえば「会社の社長になって一生遊んで暮らせるだけの財産を手に入れる」という、いかにもわかりやすい成功像がありますが、どうもそれは私の性に合いません。 それに私は、目の前の楽しい事に熱中するタイプですから、遠い将来に達成する目標をたてて、それに向かって進んで行くというのは、退屈な人生を過ごすということと同じです。目標を立てるのが好きではないと